今日は、嬉しかったエピソード。
組織で働いてると、理不尽だなぁと思うことは沢山ある。
社会的には全然評価されない、私みたいに紆余曲折してきたキャリアが、実際の仕事の現場では必要で、
結果、私が人生かけて獲得してきた経験が、
底辺も底辺なお給料で利用されてしまって、
そこでどんなに一生懸命働いても、お金で返ってくることはないし、見返りなんて無い
って思いながら働いてる。
それは社会の仕組みを非難したい訳でも、
被害者になりたい訳でもなくて、
ただ、この国はそういうシステムなんだ
ってことを、痛いほど知ったから。
(そして、八木さやちゃんみたいな発信者の方たちのおかげで、自分に返ってくる仕組みを自分の手で作ればいいんだ!
っていうリアルな希望を抱いているから、全然悲観してない。誰かのために働いてたらとりあえずお給料貰えるなんて、ありがたいし。)
少し前に、職場で採用された外国人の女の子。
なんだかんだと、できる範囲で助けていたのです。
外国人が、母国語以外を使って
しかも、初心者レベルの言語で仕事をするって、それはそれはハードなはず。
未熟な言語って、完全なるハンディキャップ。
助けてくれるはずだった人も疲れて手放したり、迷惑がられてたらい回しにされたり(みんな忙しいから仕方ない)、
それでも、分からないんだから、誰かに聞かなければいけない。
私はほぼ関係ない部署だったんだけど、
ちょっと立場を超えて、助けてたんだよね。
彼女が不安そうに私の前に現れたときには。
ちなみに、言語の問題だけじゃなくって、
この、「ちょっと立場を超えて協力する」っていうのが、仕事をうまく回す鍵だと思うんだ。
仕事の立場って、守らなきゃいけない部分もあるけど、そのラインを少し犯して、個人の領域で動いたとき、人と人は繋がって、人が動き、仕事が動く。
でもね、これってお金で返ってこないんだよね。
私みたいなパートタイムの最底辺のスタッフだと特に。
おまけに、怠惰な人たちに、どんどん押し付けられたりもする。
それで、ああ、やってらんないなぁ
って思うこともあるけど、
やっぱり、出し惜しみせずやろう
って思ってやってきたんだよね。
そしたらね、
その最近助けてた外国人の女の子が、
私の目を見て、
あの、本当に、本当に、
心から、感謝しています。
って言ってくれたの。
たどたどしい日本語で。
そんなの言われるって思ってなかったから
びっくりしたし、
彼女の素直な気持ちが伝わってきて、
思わず涙ぐんじゃった。
彼女の不安な気持ちと、
感謝の気持ちが混ざりあってるのがよく分かって、
私も、自分が葛藤も抱えながら守ってきたことに、真っ直ぐにお礼を言われて、
それが本当に嬉しかったの。
私はもともとお金に疎いから、
お金も大事!お金も大事!
って、特にこの1年くらい自分に言い聞かせてて、
自分が払った労力に、ちゃんとお金で返ってくるように気を付けなきゃ
って思うようにしてたんだけど、
やっぱり、返ってくるものって、お金の形だけではないんだなぁ。。
最近ね、仕事関係で、
そんな風に感謝されることが多いんだよね。
わざわざ、私に、面と向かって
言葉で感謝を伝えてくれる人たち。
お金としての見返りはなくても、
何か、見えないものを、たくさん貯金できてるのかもしれない。。
と感じたのでした ![]()
ま、でも、お金稼ぎもがんばるけどね![]()
