
ふと思いついたんですけど、FRのデオキシスアタックフォルムの種族値って
21AA2Eから設定されてるじゃないですか。
で、この表記なんですけど、間に「00」挟まってますよね?
・・・ここの「00」を「01」にしたら種族値256以上に設定できるんじゃないですかね・・・?
というわけで今回はこのあたりをしっかりざっくりねっとり検証してみたいと思います。

さて、とりあえず検証するにあたってステータスがわかりやすいように
通信交換NPCを弄ってがんばりや6Vのデオキシスを用意いたしました。
これが能力一切弄ってない場合のステータスですね。

ではまずここのデオキシスアタックフォルムの種族値部分を全て300に設定してみます。
これで能力値がどうなるか見てみますと・・・

こうなりました!
・・・なんかHPだけは一切変動しておりませんがそれ以外の能力値は
(種族値×2+努力値÷4+個体値)×(レベル÷10)+5の計算式から考えるに
種族値300個体値31補正無しのステータスと同値となっておりますので
このデオキシス、HP以外は種族値300で設定されてますね。

こちらは各種族値を500に設定した場合。
各能力値は計算上1036となりますがご覧のとおりちゃんと反映されてるっぽいですね。HP以外は。

というわけで弄っても弄ってもHPだけは変わらないので
シンセでノーマルデオキシスのHPを255に変更してみましたがその場合こうなりました。
これを見るにHP種族値だけはノーマルデオキシス側の種族値が反映されてるっぽいですね。
まあよくよく考えるとデオキシス、フォルムチェンジしてもHPだけは変わりませんし
交換でHPに変動あったりするといつぞやのHPダウン進化の実験の時みたいな
事態に陥る可能性がなきにしもあらずですからね。
・・・さて、というわけでこれでデオキシスアタックフォルムの種族値、
HP以外は256以上に設定できることが判明したわけですが実はちょっとした問題点がありまして。

こちらは上の画像と同条件で性格がおくびょうの場合のステータスですが
性格補正かかったところが計算の際にオーバーフロー起こして能力下がっちゃうんですよね。
具体的にどの値を超えるとオーバーフローするかはちょっと調べるの面倒なんで調べてませんが
霊夢さん曰く攻撃種族値255のMPすいかをガチ育成したらオーバーフローで悲惨なことになったらしいので
だいたい600~700の間のどこかで桁あふれ起こすかと思われます。
・・・じゃあ種族値256以上に設定できても意味ないじゃないですかー!やだー!って話なわけですが
ここでLV上限を127にする某パッチのreadmeにあったこちらの情報を使ってみます。
0x042da0 00 04 00 0c → 00 00 00 00 性格補正時のステータス桁あふれ防止
0x042daa 00 04 00 0c → 00 00 00 00 上に同じ
0x042daa 00 04 00 0c → 00 00 00 00 上に同じ
これで性格補正時のステータス桁あふれを防止できるとのこと。
というわけで早速該当箇所を変更してみると・・・?

こんな感じになりました!
性格補正後の能力値は計算上932と1139ですのでしっかり性格補正かかってるっぽいですね。
・・・というわけでデオキシスの種族値変更についてもう一度まとめてみます。
・デオキシスアタックフォルムの種族値は0x21AA2EからHABSCDの順で並んでいる(2バイト、逆順入力)
・HP種族値のみノーマルフォルムデオキシスのものを参照
※攻撃、防御、素早さ、特攻、特防種族値は256以上に設定することも可能だが桁あふれ注意
※0x042da0、0x042daaの00 04 00 0cをそれぞれ00 00 00 00に変更することで桁あふれしなくなる
こんな感じでしょうか。
いやしかしこれでデオキシスのみでHP以外のみですが
種族値256オーバーのポケモンが設定できるようになったわけですけどこれ、何に使えばいいんですかね・・・?
一応敵専用ポケならめいじ氏のトレーナー手持ち読み込みシステムで能力値は好きに設定できますから
これでできることというと味方ポケで異常なステータスのポケモン使えるってくらいな気がしますが
何か有効な活用法を思いつきましたら皆さん是非活用してみてくださいw