※例によってここではメスプリットの痛い茶番が展開されます。まずいと判断したら撤退しましょう。
※艦これRPGをプレイしますがルールに乗っ取る気が微塵も感じられません。実際のプレイの参考にはしないでください。
※TRPGのリプレイのようですがその実はただの茶番劇です。ご了承ください。
 
~登場人物(?)~
莉乃:人間に変身できるエムリット。明里に呼ばれて強制連行されて今回のセッションに参加する羽目に。
サクラ:魔法使い見習いのロップル。同じく明里に呼ばれて今回のセッションに参加。
明里:境界操作能力持ちのユカリア。莉乃達を巻き込んでセッションを開く。
キュウコン:明里の部下その1。なぜかGMを明里に丸投げされたので仕方なく下準備に奔走するのであった。
 
 
 
 
 
 
莉乃「・・・で、何の用なのよ?」
サクラ「急に呼び出すんだもん、びっくりしたよ!」
明里「あら、せっかく面白そうなゲームを見つけたから皆でやろうと思って呼んであげたのに。
莉乃「呼んだっていうか無理矢理連行してきたわよね、スキマホールで」
明里「莉乃、細かいことを気にしたら負けよ。」
莉乃「気にするわよ!?」
サクラ「それより、今日は何をやるの?ゲームって言うけどテレビは見当たらないよ?」
明里「当然ですわ。今日プレイするのは『紙と鉛筆とサイコロでプレイするゲーム』ですもの」
莉乃「・・・それどこかで似たようなフレーズを聞いたんだけど。ニコニコ動画あたりで」
明里「まあ本質的には近しいものね。・・・でもそれじゃないわよ。今回私達がプレイするのはこちらですわ。」
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サクラ「本・・・?」
莉乃「・・・まさかあなたからこれを持ち出されるとは思わなかったわね」
明里「私の守備範囲の広さを舐めてもらっては困りますわ。
サクラ「そんなことより!ユカリア、これってどうやって遊ぶの?」
明里「知らないわ。」
莉乃「ちょっと!?」
明里「・・・正確に言うと、『私は』知らないわ。キャラのデータだけ用意しといて
細かい設定とかはキュウコンに頼んだもの。ねえ?」
キュウコン「・・・私も正直把握しきれていないのですが、精一杯やらせていただきます。」
明里「精一杯じゃダメよ。完璧で瀟洒にやりなさい。」
莉乃「・・・相変わらず厳しいわね」
サクラ「ブラック企業?」
明里「失礼ね、ちゃんと毎日ご褒美にモフって上げてるわよ?」
莉乃「それあなたにとってのご褒美よね」
明里「あら?」
 
~妖狐説明中~
 
キュウコン「・・・というゲームです。今回はユカリア様がキャラシート『だけは』用意してくださったのでそちらを使っていただきます。」
明里「そうよ。キャラシート『だけは』頑張ったのよ。」
莉乃「いや、ちゃんとGMまでしっかり頑張りなさいよ。
・・・というかあなた、どっちかというとGM向きの性格してると思うんだけど」
明里「面倒くさい。」
サクラ「即答だね!」
キュウコン(以下GM)「・・・もう慣れました。それでは、皆さんにキャラシートを配布・・・
する前に、鎮守府名と艦隊名を決めましょう。」
莉乃「・・・自分で考えるのかしら?」
GM「いえ、サイコロで決めることができますので今回はそちらで決めようかと。
ではまず莉乃さん、サイコロを2つ振っていただけますか?」
莉乃「こう・・・?(5・5)」
GM「・・・では続いてサクラさん、サイコロを2つ、3回振っていただけますか?」
サクラ「いくよー!(3・4)(2・1)(1・3)」
GM「ふむ・・・決定しました。」
サクラ「わくわく」
GM「皆さんの所属する鎮守府名は・・・『血濡れの 桜 警備府』です!」
莉乃「アウトーーーーーーーー!!」
サクラ「私そんな残酷なポケモンじゃないよ!」
GM「・・・ユカリア様、振り直すかどうかを決定してください。」
明里「・・・ダイス神の導きには従うものよ。このまま行きましょう。」
莉乃「待って、いくらなんでも血濡れはまずいでしょう!?」
サクラ「血濡れだけでも振り直そうよ!」
明里「え~?せっかく面白そうだったのに・・・仕方ないわね(1・4)」
GM「・・・では、『夢見る 桜 警備府』に決定しました。」
明里「ほら、一気につまらなくなったわよ。」
莉乃「断然マシよ!?一応ここ全年齢対象なんだから・・・たまにメスプリットの気まぐれでリョナゲー紹介所と化すけど
サクラ「全年齢対象だから仕方ないよ!」
GM「・・・よろしいですね?では、物語を進めましょう。
皆さんは世界中の海を妖々跋扈する深海棲艦達が陸地に攻めてこないように守る地上の防衛拠点、
夢見る桜警備府に新しく配属されることになりました。
この警備府は海に面した警備府の裏側を数キロ進むとどーんと立っている樹齢数千年の大きな桜の木があり、
その桜をシンボルとしています。」
莉乃「・・・それ、そうやって反映されるのね」
GM「せっかくですから反映してみました。
あなた達は今日から艦娘として深海棲艦と戦うための訓練を積むことになります。
しかしまずはその前に、この警備府を統括する『提督』と呼ばれる人に会ってもらいます。」
サクラ「どんな人かな?」
GM「・・・(コロコロ)無精髭を生やし、やつれた顔でうつむいている中年の男性ですね。」
明里「あら?なんでそんなにやつれているのかしら?」
GM「提督はブツブツとつぶやいています。『ああ、今日は演習中にクリティカルヒットの連続で雷撃戦にすら入れずに負けた・・・昨日は遠征に行った駆逐艦が転倒して燃料を全て海上にぶちまけて近隣住民から大顰蹙を買った・・・一昨日は陸奥の第三砲塔が謎の爆発を起こして帰らぬ人となった・・・あぁ・・・俺はなんて不幸なんだ・・・』」
莉乃「大丈夫なのこんな人が提督で!?」
サクラ「とっても不安だよ!」
GM「どうやら提督は不幸体質持ちのようです。しばらくブツブツと呟いていましたが君たちに気がつくと、
『や、やあ・・・夢見る桜警備府へようこそ』」
莉乃「悪夢しか見れなさそうなんだけど!?」
明里「大丈夫よ、莉乃。あなたの強運体質ならこの人の不幸体質を無効化できるわ。」
サクラ「厄神様にだって打ち勝ったもんね!」
莉乃「いや、本当大丈夫なの・・・?」
GM「提督は『じゃあ、君達、自己紹介をしてくれるかな』と言います。
・・・では、ここで皆さんにキャラシートを配布します。
説明文が書いてありますのでそれを読んで自己紹介としてください。」
ーキャラシート配布ー
莉乃「・・・じゃあ読むわよ」
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莉乃「特型駆逐艦の19番目、綾波型で言うと、9番感の漣だよ。
読みにくいって?あなたが字を知らないだけよ。
南雲機動部隊が真珠湾でボコボコやってる時、
ミッドウェー島砲撃を敢行したよ。何気にすごくない?
・・・でいいのかしら」
GM「完璧です。」
莉乃「・・・ところでこのキャラ、明里が用意したのよね?どうしてこのキャラにしたのよ?」
明里「髪型がそれっぽかった。それ以上でも以下でもないわ。」
サクラ「わかりやすいね!」
莉乃「・・・いまいち腑に落ちないわね」
GM「では続いてユカリア様、お願いします。」
明里「任せなさい。」
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明里「駆逐艦好きが高じて、ついに駆逐艦になってしまった戦艦長門だ。
これで何の問題もなく駆逐艦寮に入れるようになったぞ。
世界のビッグセブンと呼ばれていた時期もあったが・・・そんなことはどうでもいいな。」
莉乃「ちょっと待ったーーーーーーーー!?」
明里「質問があるなら日本語で5秒で頼むわ。」
莉乃「いや、わたしの知る限り長門は戦艦よね!?それに駆逐艦好きが高じて駆逐艦になったって」
明里「はい、時間切れよ。」
莉乃「いや待ちなさいって!?」
GM「すみません、ユカリア様がどうしてもやってみたいというものですから・・・漣と同じ能力値で、
装備を駆逐艦用に換装、アビリティや個性の微調整を行って駆逐艦長門として実装させていただきました。」
莉乃「どうして実装させちゃったのよ・・・」
サクラ「じゃ、じゃあ次、私が行くね!」
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サクラ「警備府周辺をフラついてたら美味しそうなボーキサイトを見つけて
がっついてたらそのまま鹵獲されちゃった軽空母のヌ級だよ!
最初はみんな敵だと思ってたけど、よくしてくれたからみんなと一緒に戦うことにしたよ!」
莉乃「ストーーーーーーーーーーーップ!?」
サクラ「質問があれば古代バビロニア語で5秒で頼むよ!」
莉乃「いや、知らないわよそんな言語!?というか待って!?なんで敵艦がさらっと味方に」
サクラ「はい時間切れー!」
莉乃「ああもう!?」
GM「すみません、ユカリア様がどうしてもやってみたいと(ry」
明里「莉乃、TRPGはGMの裁量次第で全てを受け入れるのよ。それはそれは残酷な話ですわ。」
莉乃「いや半分以上あなたの裁量よね!?」
 
ー小休止ー
 
GM「では続いて旗艦を決めていただきます。言うなればこのチームのリーダーですね。」
サクラ「エムリットだね。」
明里「莉乃一択ね。」
莉乃「・・・一応腐っても長門よね?元連合艦隊旗艦よね?」
明里「そんな肩書き、駆逐艦と共に過ごす時間に比べれば道端の小石にすら劣る価値しかないさ。」
莉乃「長門ってそういう艦じゃないと思うのだけど」
GM「では旗艦は莉乃さんと・・・次に艦隊名を決めていただきます。一人ずつサイコロを2つ振ってください。」
莉乃「不安しかないわね・・・(5・1)」
明里「ころりんちょ(6・5)」
サクラ「えーい!(3・1)」
GM「・・・(5・1)・・・では、『極上幌筵(パラムシル)船団』に決定しました。」
莉乃「さっきの桜と全く関係ないわよね!?」
明里「あら、一応日本国内よ?」
サクラ「ところでパラムシルってどういう意味なの?」
キュウコン「ふむ・・・アイヌ語で『広い島』といった意味のようですね。」
明里「あら、急に中国地方っぽくなったわね」
サクラ「あったかくなったよ!」
莉乃「最北端よ!?」
GM「で、では皆さんが自己紹介を終えると提督は皆さんにこう言います。
『それじゃあ、君たちに最初の任務を与える。・・・といっても、大したことじゃないよ。
君達の思うように過ごして、この警備府の空気に慣れてくれたまえ。』」
莉乃「・・・この重くて陰鬱な空気に染まりたくはないのだけど」
GM「『はあ・・・会ったばかりの艦娘に嫌われてしまった・・・俺はなんて不幸なんだ・・・』」
明里「漣、出会って早々提督を落ち込ませてしまったぞ。第一印象は最悪だな。」
莉乃「ロリコン戦艦に言われたくはないわよ!?」
明里「ロリコン戦艦ではない、ロリコン駆逐艦だ。」
サクラ「ロリコンは否定しないんだ?」
GM「皆さんが口喧嘩しているのを見て提督はどんどんふさぎ込んでしまっています。
・・・では、ここで提督を励ましてもらいましょう。個性リストの性格の4、『面倒見』で判定してください。
『面倒見』を持っていなければ近くに有る他の個性で代用します。
今回はユカリア様の長門が『マジメ』を持っていますから面倒見から距離は1マス、よって難易度は6で・・・」
明里「あ、待って頂戴。私の独断と偏見で『マジメ』は弱点に変更させてもらったわ。」
莉乃「でしょうね」
GM「ふむ・・・そうなると弱点での判定はアクシデント表を振ることになってしまいますね・・・
そうなると・・・莉乃さんの『食べ物』で4マス、難易度9で判定していただきます。」
明里「あら、それなら莉乃のチートラックもあるし何の問題もないわね。」
サクラ「任せたよエムリット!」
莉乃「待って、9以上出す前提!?」
GM「このままでは提督の漣に対する好感度が低いまま警備府での生活を行うことになってしまいますね・・・」
莉乃「・・・ああもう!わかったわよ!?(6・4)」
GM「では、漣は非礼を詫びると提督はなんとか立ち直りました。」
明里「ほら、何の問題もなかったじゃない。」
サクラ「エムリットはやっぱり頼りになるよ!」
莉乃「・・・次があるかはわからないわよ・・・?」
GM「このように、様々なイベントにサイコロの出目で対処していくのが基本的な遊び方です。
では、最後に皆さんそれぞれ一人ずつ選んで感情値を1点いれてください。
サイコロで決めてもいいですがその場にあった感情ならなんでもいいですよ。」
莉乃「漣→長門:不信感+1」
明里「あら、酷いわね。」
莉乃「あの態度で不信感以外に何を抱けっていうのよ?」
明里「色々あるわよ?かっこいいとか、あこがれとか、恋とか。」
莉乃「抱かないわよ!?」
サクラ「じゃあ次は私! ヌ級→漣:信頼+1
明里「妥当なところね。じゃあ私は・・・ 長門→ヌ級:可愛い+1」
サクラ「わーい!可愛いもらっちゃった!」
莉乃「可愛い・・・可愛いのかしら?」
明里「あら、意外と描写されてないところは可愛いのかもしれないわよ
あの帽子を外すと中は電みたいな妖女だとか。」
莉乃「妖女じゃダメじゃないのよ」
GM「・・・この感情値を持った相手に対しては一度だけ『声援』が使えます。
声援を受けた相手は判定の時に感情値の分だけ成功度が上昇します。
ただし一回使うと次に感情値が増えるまで使えませんからタイミングには気をつけてくださいね。
・・・では、導入が終わったところで一旦休憩としましょう。」
莉乃「・・・まだ始まったばかりなのに随分と時間がかかるわね」
明里「下準備とか、色々と時間がかかるものよ。
一番時間の取られるキャラメイクだけはやってあげたんだから感謝しなさい。」
莉乃「他をキュウコンに丸投げしたあなたが言う?」
サクラ「でもキュウコンのおかげでテキパキ進められるんだよね!ありがと!」
GM「そう言っていただけると私も睡眠時間を削った甲斐があります。
・・・すいません、1時間だけ寝かせてください」
莉乃「・・・明里、キュウコンの昨日の睡眠時間は?」
明里「私が寝たのが朝の7時、起きたのが夕方の5時。少なくとも私が起きてる間は寝てないわ。」
莉乃「・・・キュウコンは昼間に寝てるのよね?」
明里「いいえ?昼間は雑用をやらせてるわ。」
莉乃「寝かしてやりなさいよ!?」
 
・・・というわけで一旦切ります。
果たしてルールガン無視のこのセッション、無事に終わるのでしょうか・・・?w