※例によってここではメスプリットの痛い小説もどきが展開されます。嫌悪感が体中を這いずり回る前にブラウザバックするんだ!
ポケモンSS:おきつね座談会第二話
~消えた相棒は何処へ?~
~本日のメンバー~
ロコン♀:だっき
ケーシィ♂:あぶらげ
ゾロア♂:ゾロ
フォッコ♂:ふぉー
人間♂:ジャン
「さて、ふぉー、早速だがコイナリ神社で暮らす以上、仕事はしてもらうぞ。」
「仕事、ですかー?」
コイナリ神社に住んでいる4匹のポケモン、だっき、あぶらげ、ゾロ、ふぉー。
彼らは別にただ神社に居候しているという訳ではなく、それなりに仕事もこなしているのでした。
「このコイナリ神社には毎日・・・ってほどでもないけど、色んなポケモンや人間が訪れるの。
私達は、神社に悪さする奴を懲らしめて、悩んだり困ってるポケモンや人間の相談に乗っているのよ!」
「懲らしめてー、相談、ですかー?」
「そうだ。で、後でお礼やお詫びとして食料とかをもらえるってわけだ。
お前は初めてだし、まずはオレ達の仕事ぶりを見ておくことだな!」
「ゾロ・・・前に相談者を悪者と間違えて・・・襲い掛かったよね・・・?」
「あれはひどかったわね。ただおみくじを引こうとしてただけだったのに。」
「しょ・・・しょうがないだろ!?おみくじ泥棒かと思ったんだよ!何か挙動不審だったし!」
「おみくじ泥棒・・?おみくじなんて盗んで何するの・・・?」
「それは・・・その・・・あれだ、おみくじ屋とか」
「何の意味があるのそれ!?」
「あ、あははー・・・本当みなさん、仲良いんですねー・・・」
さてさて、今日はどんな悩みを持った者がやってくるのやら・・・?
「うわあああああああああん!コイナリ様ぁぁぁ!助けてくれええぇぇぇ!!」
人もポケモンもあまり来ない静かなコイナリ神社に人間の少年の声が響き渡ります。
「ちょ!落ち着け!落ち着けって!」
「うおおおおおお!俺のコラッタぁぁぁぁあ!!」
「だ、大丈夫ですかー?」
少年はだいぶ錯乱している様で話が通じそうにありません。
「落ち着いて・・・これ飲んでください・・・粗茶ですけ」
「ゴキュゴキュゴプハァッッ!!」
「速ぇ!?」
あぶらげがお茶を渡そうとした瞬間湯飲みを奪い取って一瞬で飲み干す少年。
あまりの速さに一同唖然としますがどうやら少年は落ち着きを取り戻したようです。
「ふぅ・・・落ち着いた。」
「そりゃどうも。・・・で?お前は誰だ?」
「俺はジャン!世界一のポケモントレーナーを目指して旅をしてるんだ!
で、こっちが相棒の・・・って、あああああああああぁぁぁ!?」
「お、落ち着いて?とりあえず落ち着いて?ね?」
「相棒がどうしたんですかー?」
「そうなんだ・・・俺の相棒、コラッタが・・・消滅しちまったんだ!」
「な」
「な」
「な・・・」
「なー?」
「なんだってぇ~~っ!?」
「と、とりあえずコラッタが消えるまでに至った経緯を教えてくれないかしら?」
「ああ・・・あれは、3日前のことだった・・・」
そう言うと、少年は話を始めます・・・

「俺はジャン!世界最強のポケモントレーナーを目指す男だ!」
「よーしッ!君はポケモン持ってるな?バトルしようぜ!」
「いいぜ!売られたバトルは買うのが礼儀だ!」
「じゃあフリーバトルルール、ダブルバトル形式で勝負だ!」
「よしきた!・・・だが俺はポケモンをコラッタ一匹しか持っていない・・・」
「え~!?何だよ、せっかくダブルバトルの練習ができると思ったのに・・・」
「だが!」
「だが?」
「売られたバトルは買うのが礼儀!2対1だろうと関係ない!その勝負受けて立つ!」
「いいのか・・・!?よし!じゃあ早速やろうぜ!」

「俺のポケモンはこいつらだ!いけっ!ビードル!キャタピー!」
「受けて立て!俺のコラッ・・・」

「タ!?」
「・・・あれ?何だよ、2匹ポケモンいるじゃないか!」
「そ、そんなはずはない!いつの間に増えたんだ・・・?ちょっと確認させてくれ!」

「!?」
「な・・・どういうことだ、これ!?俺のコラッタは何処に!?す、ステータスは!?」



「な・・・何だよこれ・・・俺のコラッタはどこに行ったんだ!?」
「う、うわあああああ!?」
「ど、どうした虫取り少年!?」

「コラッタァァァァァァ!?」
「と、とにかく、バトルをやめてお前のコラッタ探そうぜ・・・」
「そ、そうだな・・・悪い・・・?」




「うわっ!何かいる!?」
「コラッタ!?・・・じゃ無さそうだな・・・じゃあこいつは一体・・・?」
「と、とにかく応戦してみるよ!キャタピー体当たり!ビードルは毒針!」

「」
「そこから先は覚えてない・・・気がついたら俺と虫取り少年は森で倒れていて、
俺達のポケモンは消滅していたんだ・・・」
「・・・そうか。悪い、これは俺達に解決できる代物じゃないな。よし!終わゴフゥッ!?」
あきらめてジャンを帰らせようとしたゾロにだっきの右ストレートが炸裂。
「そう簡単にあきらめない!面倒くさくても仕事はちゃんとやるのがうちのモットーでしょ!」
「あきらめたら・・・そこでバトル終了だって言うよ・・・」
「確かに難しそうですけどー・・・だからってあきらめるのはひどいですー。」
「じゃ、じゃあお前らこれを何とかできるのかよ!?こんな神隠しみたいな事件を!?」
「なせばなる・・・なさねばならぬ・・・何事も・・・」
「今すぐには無理かもしれないけど、私達のほうで何か調べるくらいはできるでしょ?」
「うちの初仕事ですからー。失敗なんてしたくないですよー。」
「・・・ああもう分かった!分かったよ!やるよ!やればいいんだろ!?」
乗り気じゃないゾロに対してやる気満々な3匹。ゾロはしぶしぶ承知するのでした。
「おお!流石コイナリ様!頼む!俺のコラッタを取り戻してくれ!頼んだぞ!
じゃあ俺はカントーに戻る!ときこ!空を飛ぶだ!」
そう言ってジャンは朱鷺色の羽を生やした人形に乗って飛んでいってしまいました。
「・・・え?何今の?」
「人間がー、人間に乗ってましたねー?」
「どうしてこうなった・・・」
「・・・なあ、この依頼、やっぱ取り下げないか?」
「・・・保留。」
はてさて次回はどんな悩みを抱えた者がやってくるのやら・・・?