ここでもときどき述べている御用タレントと安倍カルトの関係ですが、そのうちの一人、Mさんが今話題になっていますね。

 家族の経営する会社の違法行為に、ご本人が噛んでいるとか、いないとか。


 

 このMさんの弁護士が、話題になった統一教会の弁護士と同じ福本氏というわけです。

 

 数いる弁護士のなかで、なぜ統一教会と同じなのかな?
 

 福本弁護士お父さんが、フィクサーといわれ、岸信介の一味で、通産大臣(カニメロンの菅原さんなんかもやっていた今の経産相)をやったり、産経新聞にもいた人物だったことは前に述べました


 いやあ、出てきたという感じですね。また一つ、つながりました。

 

 これは嬉しいニュースです。

 このMさんは、このテーマの第一回で述べた、害悪のおおきな人物だからです。

 

 

  Amazonは便利ですが、今も統一教会側の発言を繰り返している自民党(おそらく清和会、安倍派・細田派でアメリカのロビー活動も関連)の御用タレントをCMに起用したことがあり(当時は僕も撤回させる運動に30分くらい参加しました)、僕としては街の本屋さんをお勧めします。


 このくだりで述べた御用タレントが、Mさんです。
 MさんはAmazonのほか、自衛隊の講習や、専門でもなんでもないジャンルの政府の有識者会議などにも侵入しており、マハンの焼き直しのような徴兵制や、スリーパーセルというデマを流して他国人への憎悪を煽動したりと、安倍政権のファシズムを体現している人物です。

 

 

 「安倍さんが死んで日本人が得をした」ということと、「安倍さんを殺していいか」という話は全く別です。

 「得をするなら、人を殺していい」ということは、ありえないからです。

 

 ですが、安倍さんが殺されたおかげで、日本は少しずつ綺麗になっています

 政権交代が繰り返されないかぎり、日本の衰退と、長期的には腐敗も止まりませんが、岸田政権はファシスト政権ではありません。安倍政権は別格でした。

 

 国家の崩壊のスピードは思いのほかはやく、治安維持法から真珠湾攻撃までは15年ほど、満州事変からは10年ほどです。

 安倍政権によって、日本国はかなりのダメージを負いました。安倍さんが、桜の会の記録が野党の調査の前日にシュレッダーにかけられた点を追及されて、「障害者雇用の人がやった」と国会で宣言したときが、開闢有史以来、日本国家が最低のところまで落ちた瞬間です。

 

 公文書改竄を民意が認めたことも、民主主義の崩壊以前に国家の崩壊でした。大昔の底辺国でも公文書には厳しかったのです。

 テレビ報道の失墜カルトの強大化は、こうした国家崩壊という現象のひとつです。

 

 

 日本の「悪」というのは大日本帝国であり、だいたい岸信介に関係しています。

 御用タレントはよく、わけのわからないでたらめを長々と並べるという手口をつかいます。
 視聴者の多くは「どういうことなの?」と感じるものの、こんな手口のことは知りません。

 とくに判断力のない視聴者は権威に弱いですから、御用タレントに「○○学者」、「教授」、「博士」、「○○大卒」といった肩書きがあるため、御用タレントが高度なことを言っているが、自分には難しくてわからないと思ってしまい、騙されてしまいます。
 
昔からあるペテンの手口ですね。それを政府がやらせるようになってしまったのです。

 

 御用タレントは、これで議論をそらしたり、煙に巻いたり、デマを流したり、敵をつくり扇動したりします。

 

 誘導先は 常 に 「正しいのは自民党。とくに安倍さん」です。他の主張はありません。

 

 在阪メディアの御用タレントは、維新のちょうちん担ぎをなりわいとする場合も多いようです。
 



 このMさんは、要するに悪い女というのは魅力があるので、支持者以外の人もかなり注目して話題にしていたようです。

 現代の「悪」は安倍カルトであり、統一教会はその一部を担い、大日本帝国の再現を一つの形で進めているという話が、ここまでこのテーマの主題でした。彼らは信仰と道徳によって、日本人をイエにしばりつけ、安倍一味がポストを占める国
の奴隷にしようという祭政一致のファシズムです。

 安倍カルト勢力は、小泉政権や安倍政権がつくりだしたこの静かな内戦状態の日本社会についていけない者、はみ出した者、敗残者や棄民や知的底辺とされている者を、ひたすら釣ったり騙すことで吸収してきました。

 このMさんは、そんなひとびとにたいして、
統一教会と自民党を切り離す工作統一教会は無害だとするプロパガンダもやってきました。


 ですが、おもしろいことに、大量の工作をやって目立っていたがために、安倍さんを暗殺した犯人が「自民党=統一教会だな」と気づいたのは、彼女がきっかけだったのです。

 『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館 鈴木エイト)によれば、安倍さんの暗殺犯は、ツイッターでエイトさんの記事も引用しているとして、

 

 ある程度の連続性を持って統一教会と安倍の関係性を見ていた形跡がある。

 といいます。

 右派・タカ派(ただしネトウヨというわけではなく、集団的自衛権に一言をもちジェンダーに強い関心を示し、僕には石破さんに近い考えに見えました)だった彼が、政治的に自民党を叩くようになったのは2020年9月からです。
 そのとき犯人は、冒頭にあげた御用タレントMさんのツイートを引用して、「写真が統一教会の大会そのもの」と書いているのです。

 このツイートからは「犯人が自民党と統一教会の関係を確信したのは、御用タレントのMさんがアップロードした自民党のイベントの様子と、統一教会のそれが同様だったため」
 と読み取れますが、単に雰囲気が似ているだけではなく、ひとつ決定的な何かが映っていたのかもしれません。

 しかし、どうも自民党と統一教会の関係については、それより前に知ったようです。

 これはその疑惑が確信にかわったといったものだったのではないでしょうか。

 犯人のものとされるツイートは読みごたえがあります。
 ひとりごとか、将来の誰かが見ることを想定しているのか、反応はほとんどないように見えるのに、数年間つづいているのです。もしかすると、読んだ人からメッセージをもらっていたかもしれません。
 “信長をやれば世の中が変わる”みたいなTVドラマの明智光秀の引用のところなどは、彼の決意表明とつながりが感じられます。また、統一教会側とされるライターYさん宛の文章には、“統一教会を倒して被害者を救う” という趣旨の決意が書かれているのです。これらからは、私怨をこえた公益性がみられます。もともと私怨だったものが、テロに変わっていったように見えます。

 ともあれ、犯人は暴力を使ったとはいえ、知的な一面もそなえる人物です(難事を成し遂げただけでなく、文章力もあります)。少なくともMさんのツイートに反応した2020年9月からは、各所のエイトさんの記事などから、現在の政界の様子や、岸信介以来の政界とのかかわりを、かなり詳しく調べたのではないでしょうか。彼はその境遇から内部のことも知っていたわけですから、実情をかなり正確に知っていたと考えるのが自然です。

 『汚染』には、2006年までは、統一教会と政治がらみの案件がきちんと報じられており、統一教会と関係した政治家側も追及されていたとあります。
 第一次安倍政権以来、国家機構が少しずつ壊されてきたことがわかります。

 安倍さんのまわりは、すべてインチキだと前提してから考えたほうが事実に早く迫れます

 ネットで噂になっていた、安倍さんが撃たれた時の統一教会の動員ですが、これは元々は統一教会の事務所? が近くにあったから出てきたネタらしいですが、どうも事実だったらしいのです。
 『汚染』によると、あのとき安倍さんの応援を受けていたS議員の演説のサクラが動員されていたというのです。これについてもS議員はだんまりで、統一教会側は、例によって
個人が勝手にやったという、いつものあれです。

 無論、統一教会関連の専門家が口をそろえて言うように、そしてそう仮定して統一教会の行動を考えると合理的に理解しやすいように、
信者が個人で勝手に行動することはまずないというわけですから、実際には動員でしょう。安倍さんは~ing系で自民党と統一教会が共働しているところを撃たれたのですから、いわば、まさに因果応報です。

 『汚染』の終盤の記述と、われわれの気分はなかなか近いでしょう。
 現在、エイトさんが提供をした情報に加え、各地の地方メディアなどが色々発掘しはじめて、おかげで
パズルのピースが埋まっているといいます。
 点画のように疑惑があつまると、全体の絵が見えるようになることもあるというのです。

 僕には、冒頭の御用タレントMさんがやはり悪事をしているのではないかという疑惑がでていることと、その弁護士が、なぜか統一教会の弁護士であったという件は、パズルのピースでした。

 『汚染』にあがっている現在(22年の夏~秋ごろ)の疑惑としては、
安倍さんと統一教会をつなぐ線は複数あり、ある動画のエイトさんの発言と総合するに、第一次安倍政権が倒れた2006年から2010年頃までの間に何かが一線を越えることが起こったはずで、それが何かははっきりした証拠は掴んでいないそうです。
 が、『汚染』で詳しく語られているルートのほか、安倍明恵さんとSNSで繋がっている民間ルート、桜の会に招待されて尻尾を出した政界ルートなどがあると想定し、いくらか調査が進んでいるようです。楽しみですね。
 僕は安倍カルトは線ではなく、面や球体である多次元の関係体だと確信しています。