なことも、往々にしてあるものだと思う。
やさしさや思いやりは大事なことだけど、思ったようには自分には返ってこない。
もちろん、見返りを期待するのは美しいことではないけれど。
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この前の火曜日、後輩の女の子と2人でお酒を飲みに行った。
後輩というのは実は、この春に新入社員で入ってきた子なんだけど。
院卒で自分と同い年というのもなんとなくシンパシーで、突然連絡してみた。
4月末の歓迎会以来、話もしていなかったのに誘うのは反則のような気もするけど。
もちろん、楽しく話をして別れただけで、なにがどうというわけじゃない。
大人しくて、それでいて話が合って、なかなかに好みの見た目だったりする。
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こうやって次第に仲良くなっていくことは人並みにはできる。
案外会話が途絶えることもないし、酒を飲みすぎて醜態をさらすなんてこともない。
そして連絡を密に取るようになって、だんだんと会う回数が重なって、そろそろだろ、と思う。
ただ、今までの経験則だと、そこからこじれる。
これは毎回そうなんだけど
女の子は決まって「ごめんなさい」と言う。
それはただ「付き合ってくれますか」に対するNOという答えとは別に
「そんな風に想ってくれて、言ってくれて、とてもうれしいんだけど、お気持ちには応えかねます」というそれ。
いっそ「死ね」とでも言われた方がいい。
強引に仕掛けることもできないから
ゆっくりと確実に"手塩にかけて"気持ちをすり合わせようとするんだけど。
そこにきて強引さが足らないとか、及び腰だなんて思われると、もうこれは絶望的だ。
そもそもそんな風に強気で攻められるのは、自信、経験に基づく自信があるからだと思うんだよね。
僕は丸腰なんだよね、それはわかってる。
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その前の土曜日に、仕事で付き合いのあるお兄さんと飲みに行って、そういう話になった。
大そう僕のことを褒めて、ずいぶんと激励してくれてさ。
これはもちろん冗談として聞いてくれればいいんだけど
この人が女の子だったら、と思えるくらいに半端ないモテっぷりだったりする、この人生を通して。
なぜだかどうして、男の人は僕のことを本当に褒めてくれる。
女の子でもそうやって仲良くしてくれる子はいるけど
その両者に共通するのは、彼ら自身はあくまで「無関係」だからだと思うんだな、僕の恋愛に関しては。
僕はどうやら、男の人を恋愛対象にできるようにはなっていないらしいし
女の子も「友達」というカテゴリーにいればひとまず僕からいやらしい目で見られることもない。
だから、そんな彼らにとって僕はなかなか好人物ということだ(自分でも引っかかる言い方だけど)
でも、いざとなると、その慕ってくれる女の子たちも違うのだろうなと、それはもう既に知っている。
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燃費の悪い片思いをいつもしているんだな。
と、「ごめんなさい」と言った子を思い出しながら考えていた。

