月曜日はさいたまアリーナのNHK文化センターで授業をしてきました。
12時半ごろ、アリーナからさいたま新都心の駅まで3分ぐらい歩いたのですが、体も頭もどうにかなりそう、暑いという言葉では表現しきれません。
夏の私のお約束は、釧路の天気を確認すること。7時のニュースで全国の天気をしますよね。日本地図が出てきたら必ず右上の釧路の気温を見るのです。今日は23度でした。やっぱり今日も涼しいって安心するんですよね。
さて今回のレッツトライはヘキサゴン(六角形)のピースをつないで大きめのポーチ、ミニバッグを作ります。
大きな花や葉っぱの柄がおしゃれなUSプリントは22mmのヘキサゴン、藍色系でまとめた和風プリントは26mmのヘキサゴンを使っています。
ピースワークでも作れますが、角がぴったりと合って縫い代も平らになるペーパーライナーの方法がおすすめです。
今日はまずペーパーライナーをくるむところまで、ちょっとしたコツと一緒に説明します。
ペーパーライナーには1袋に1枚、縫い代込みの大きさの型紙が入っています。
写真の黄色いプラスチックプレートがその型紙です。同じ布でたくさんのピースを裁つときは、まとめて印付けができる型紙を作ると便利です。
今回は3枚つなげた型紙を作りました。
こんな風に印をつけます。1枚ずつ印をつけるよりずっと効率的ですよね。
布は3枚分つなげて裁ってから1枚ずつカットします。
もっと小さなヘキサゴンなら6枚分つなげた型紙がおすすめです。
柄を意識して布を裁ちたいときは柄がわかるプラスチックプレートが便利。
線の通り裁つので印付けは表面でよいです。柄を気にしないときは線が見やすい裏面に印をつけましょう。
ごめんなさい、この写真、型紙の向きが間違っています。でも直すのがちょっと面倒なのでこのままで。正しくは30度回転させて上下に辺が来るようにおきます。柄を意識してとると柄によっては布の無駄が出ます。
布の準備ができたらペーパーライナーをくるみます。必要なのは待ち針、しつけ糸を通した針、糸切りハサミそれだけです。
布の裏にペーパー(ペーパーライナーをペーパーと呼びます)を置き待ち針でとめます。ペーパーに表裏はありません。
1辺をペーパー側に折り曲げて表側からしつけの針を通します。針はペーパーも一緒に縫っています。表から縫うのがポイント。しつけ糸の結び玉が裏側にあると後でしつけ糸を抜きにくいのです。
次の辺を折り曲げて、角の縫い代が重なったところに必ず針を通します。
しつけの出来上がり。最後の結び玉も表側です。
針の縫い目は均等でなくても構いませんが、最後まで一方方向で縫ってくださいね。
途中で返し縫いのように戻って縫ってしまうと、しつけ糸を抜くときに引っかかってしまいます。
今回のレッツトライ(USプリント)なら、すべてのハギレで6枚ずつのピースを裁って、全部ペーパーをくるんでしまうとよいでしょう。
ペーパーをくるんだピースだとパズルのように並べて配色がしやすいのです。
見本作品はこんな感じにしました。基本は中心のピースを6枚の同じ布が囲んだお花のパターンです。お花の完成形が6枚、外回りは必要な部分だけ作ります。
私はブログ用にストライプの柄を生かしてお花を1枚作ってみることにしました。
ストライプはヘキサゴンと相性がよいのです。
同じ布でもちょっと感じが違いますよね。今回は下の並べ方にしました。
次回は巻きかがりで縫い合わせていく方法を説明します。
使用した用具類のご案内です
[USプリント]で使った糸は 薄茶(786)です。
[和柄プリント]で使った糸は 黒(402)です。
ペーパーライナーの巻きかがりにはコレ!
指先の丸みにしっくりとなじむシンブル
ブログ用に使った生地はこちら