ログキャビンのサンプラーキルトのブログ、最終回です。
四角つなぎのボーダーに必要なピース、ぴったりの枚数で用意できましたか。
ハギレだけで作品を作るときは、少しつなぎ合わせてから、もうちょっとこんな布を足そうかなと考えるのもおすすめですが、今回のように同じ布をたくさん使うときは、私は最初にぴったりの枚数で裁っておきます。
ではいよいよピースワークを始めます。
ピースワークは手縫いでもミシンでもOKです。
縫い方は違っても早く仕上げるコツは同じです。
まずは持っている待ち針を全部使って、ひたすら待ち針を打ちます。
おすすめの待ち針は「パッチワーク待ち針(細)」と言いつつ、ごめんなさい、待ち針を総動員しているので写真ではいろいろな待ち針が混ざっています。
とにかくこの待ち針はとても細くてすっと布に通って、楽なのです。
ぜひ一度は試してほしいです。
仕立てや縫い代が多い場合のピースワークの待ち針には向かないので気をつけてくださいね。
まず、bを54枚数えます。54枚全部の片側にaのピースをつけます。
待ち針は布の線が見やすい方からとめるとよいでしょう。
私はミシンで縫い合わせました。縫い始めと縫い終わりは返し縫いをせず、糸は切らずに続けて縫っていきます。押え金を上げることなく、次のピースを続けて縫うのがポイントです。ピースとピースが多少離れてしまっても大丈夫です。
ミシンのピースワークにとっても便利なのがクロバー糸切りカッター(スタンドタイプ)
2枚のピースを両手で持って間の糸をカッターに当てるだけ、ハサミで切るより早くて手も疲れませんん。
もちろんハサミでも簡単に切ることはできるのだけど、一度このカッターの便利さを体験して欲しいなって思います。
ピースワークが終わったら、縫い代を切り揃えて縫い代はハギレ側に倒します。コロコロオープナーで押えておくのがおすすめ。
もう一方にも同様に四角のピースaをつけます。2枚のピースaの布選びは難しく考えず、とりあえず同じ布はやめておこうぐらいの気持ちでOKです。
同じようにbとc、eとdも縫い合わせておきます。
ここですべてのピースが使われているはず、足りないときはたぶん周りのどこかに落ちています。
ブロック(a,bをつないだもの、b,cをつないだもの)をつなぎ合わせてボーダーの長さに仕上げていきます。まずは写真のようにブロックを2つ縫い合わせます。
最初に作ったブロックの8割ぐらいをこのようにつなぎ合わせてください。
全部はつながないでくださいね。
さきほど作ったブロック2つをつなぎ合わせました。このぐらいの大きさになったら、いよいよ全体の布合わせをします。
全体図を見ながら枚数を間違えないようにブロックを並べてみます。
写真の図の用紙はキットに入っている作り方コピーと大きさが異なります。
最初に全体の布の並べ方を考えると、縫い合わせるのがとても大変。
だからある程度大きなブロックにつなぎ合わせてから、全体の並べ方を決めるのがおすすめです。
全体の並べ方を決める前にブロックを大きくしすぎてしまうと、列ごとの数に合わなくなってしまうので気をつけてくださいね。
4辺のボーダーが出来上がり。この時点でアイロンをかけておきましょう。
12枚のパターンにまず1.5㎝幅のラティスをつけてから四角つなぎを縫い合わせます。ラティスには合印を必ず入れておきましょう。パターン側と四角つなぎ側で合印の位置が変わるので作り方のコピーでしっかり確認してくださいね。
当初の予定ではこれで出来上がりと思っていたのですが、最後が四角つなぎで終わると出来上がり線をまっすぐ引くのが難しそうだなあと気がつき、もう一周ラティスの布をつけることにしました。
トップの出来上がり。
ピースワークを手縫いでする場合。待ち針の打ち方や縫っていく順番は同じです。おすすめの針と糸を紹介しておきます。