ふと気がつくと、もう35年もファンでいる自分がいます。

リアルタイムで見ていたのは、たったの2年半。
それなのに、あの時間はずっと心の中で生き続けている。



21年前、7人グループの裏側を知ったときは、怒りや悲しみが押し寄せました。
信じていた「絆」が既に壊れていたと知ったときは、本当に苦しかった。

それでも離れられなかった。


「こうであってほしい」という理想を手放し、
どんな姿でも愛そうと決めたとき、心が軽くなり、
むしろ以前より深く繋がった感覚がありました。

 


残ったのは、“依存”ではなく“共鳴”。

言葉にするなら、心の奥の深いところで響き合っている感覚。
心が結びついている人は、どんなに姿が変わっても離れない。

 

最近、ファンの人たちを見ていて思う。
あの頃の私がそうだったように、きっと彼らも簡単には手を離さない。
理想と現実のギャップを知っても、それでも愛し続ける。

あの時、私は本物の「心の繋がり」を手に入れたのだと、今は思えます。

だから、
あなたがこれから本当の自分を見せるとき、
たとえ理想と違う姿だったとしても、
逃げずに受けとめるファンは必ずいます。


私がそうだったように。