TRIGUN STARGAZE を観ていて流れてきたBGM。
最初は「不思議な音だな」と思った。

これは、音を“聴かせている”のではなく、
空間そのものをつくっている音なんだと気づいた。

耳で追おうとすると掴めないのに、
気づくと、その場の空気ごと感じている。



思い出したのが、
森岡賢 の音。

モリケンの音も同じだった。

メロディーで引っ張るのではなく、
その場の空気や感情を、静かに浮かび上がらせる音。


音楽には、二つの聴き方があると思う。

ひとつは、耳で聴く音。
もうひとつは、空気ごと感じる音。

前者は、理解する音楽。
後者は、気づくと入り込んでいる音楽。


言葉にできない感情や、
まだ自分でも気づいていない想いが、
音によってふっと浮かび上がることがある。

それは、
その場の空気と感情を、そっと整える音。



音楽は、目に見えないけれど、確かに触れてくる。
それは空間であり、感情でもある。


だから私は、ああいう音に出会うと、
どこか懐かしさのようなものを感じる。

きっと、自分の中にある何かと、
静かに重なっているからだと思う。