今日はなかなかに肌寒かった。
既に五月だと云うのに、五月晴れとは何処に行ったのか。
甚だ疑問である。
さて、昨日の記事で本屋に行こうと書いた。
僕はその記述の通り、本日その本屋に行ってきた。
行きつけの本屋は、最寄り駅から小路をいくつか通った所にある。
なかなかの洒落た雰囲気がある老舗の本屋だ。
そこには店主の老人と、従業員が2,3人働いている。
その働いてる従業員の中に、一人だけ女性がいる。
僕はその女性が何故だか気になっていた。
彼女は僕よりは年下だろう。
歳はおろか、名前も知らない。
唯一知っているのは胸元に輝いているネームプレートに書いてある、名字だけ。
どこに住んでいるのか、好きなものは何なのか、沢山知りたいことはある。
だが僕と彼女は店員と客。それ以上でもそれ以下でもない。
ナンパもしたことない僕に、自分から声を掛けるなんて到底出来ない。
『欲しい本が入荷しているか』話せるのはそれくらいだ。
今日も僕はお気に入りの作家の本を手に、レジへ向かった。
レジ打ちは彼女だった。
今日はよく眠れそうだ。
それでは、これにて。
