正直、NANAを毛嫌いしていました。

何で?原作の矢沢あいは作品こそ見たこと無いものの、絵が緻密で、イイ漫画家であるとは思う。それに、ストーリーテラーである。

また、扱う題材もロックバンドについてなので、興味は尽きない。

映画の主演も、宮崎あおいだし、他にも龍平タソとか実力のある俳優が揃っていると思う。


こうなれば、見ない手は無いわけだが、敬遠してた。

それはNANAがヒットしたことで起こった現象がイヤだったからだ。

まずは、ブランド「セクシーダイナマイト」の流行。

作中に出てくるような、ちょっとロックっぽい服。

アレを身につけて、ロックしてますって嘯いているようなギャルがイヤだった。

また、流行モノにはつき物ではあるが、「これを見ないと時代遅れ」的な風潮。

勘弁しろ、こっちから願い下げだって気分になる。シネって感じ。

中学生とかが原作読んだり映画見に行ったりしてるのがムカついた。

お前らにはまだはえーよ。

それと、俺が見る分にはすっかり「ギャル向け」のモノになってしまっていて、どうもそれが近づけない一番の理由であったと思う。


しかし、冷静に考えると、セクダイ着てるギャルなんて周りにいないんで実際に見たことないし、時代遅れだよ的風潮もこっちの勝手な思いこみでしかない。それに原作見てないんで、何で中学生には早いのか解らんし。また、ギャル向けどころか、男の読者も死ぬほど多いらしいし。

つまり、思いこみに捕らわれず見ればいいのである。

見るには理由が先に挙げたように揃っている。


長々と書いてきましたが、ここからが感想です。


ストーリーは原作厨(w)の姉から見たら詰め込み過ぎと感じるらしいが、初見の俺からすれば、まとまっているように見えた。それに原作がいいからだと思うが、見応えもあった。

気になったのは中島美嘉の演技の下手さ。宮崎あおいと比べると、どうも鼻につく。ただ、声を荒げたり、感情がいるシーンではとても迫力があった。それは感情を表現する歌手ゆえか。演技は及第点だが、原作ファンにも納得の人選だろう。

また、原作を意識しすぎたためか、衣装や髪型は漫画っぽくて現実離れしているので、シリアスなストーリーには合わないように俺は思った。画面映えはとても良かったが。

ところで、松山ケンイチが原作ファンからブーイングらしいが、そんなに酷いのか?この人はデスノートのL役もやるというので不安。

総合的にみて、普通にいい映画だったと思う。特に恋愛映画が好きな人ははまるかも。もっとも、そういうのが好きな人は既にチェック済みだろうが。まあ、女向けといったら女向け。血のたぎるようなアクション系が好きな人は退屈だろう。



ここまで長々と書いてきましたが、肝心のナナが恋人に再会するシーン見てません・・・お客さん来ちゃって・・・あとで原作でそのシーンを見るつもり。見てから感想書けよって話ですね。ごめんなさい。