2016年8月6日、つまり昨日敢行した県内半日徘徊。驚きの出会いがあったので、早速それを記事にてご紹介したいと思う。
コレを見ての諸兄の反応が楽しみだ。えっ?あざとい?(笑)
滋賀県高島市某所。進入に関しての禁止措置や表示・警告は一切なかったのだが正式には私有地だと思うので、場所は控えておく。
まず目に入るのは、彼ら。
臆面もなく、県道に面してうずくまるこの姿を発見、急停止したわけで。
が、それだけではなかった。ここはたまにある「廃車の墓場スポット」とでも言うべき場所で、奥にも多くの廃車が存在した。その中で…
目が釘付けになったのが
これ。
なんだこれはあぁ~!!(「くら寿司」CMの北大路欣也さんふう)
後ろに写ってるフォレスター(この中では最も新しい車だった)との比較で、サイズ感がじゅうぶんに伝わると思う。
この時点で、「おお!これはっ!?」ってなってる方と「??」ってなってる方がおられると思う。わたくしはと言えば、「うわ~!大昔に本か何かで見たことあるかも?」状態。それ以上の知識はなにもない。ただ確かなことと言えば、
モチロン車なんですよ?コイツは。ワイパーも付いてるでしょ?
もっと観察してみよう。
完全シングルシーターですな(笑)。
なんか手がかりとかないか?とブランド名など探してみると…
汚れたリヤガラスに
…?見にくいが「BUBU501」と書いたステッカー?が
イヤイヤ「BUBU]って(笑)。なんじゃこのステッカー?と、まずは華麗にスル―(笑)。
おおっと!
こちらにドアですか!
ね~?マジで車でしょ?これまた反対側にはなかった、小さな三角窓がカワイイ。
一回りして、
フロントビュー。
おお~異形~!と思いつつ…んんん~??
これは!
クッキリハッキリ、フロントにも「BUBU」。
なにBUBUって!?
で、調べてみてビックリした。
「BUBU(ブブ)」ってのは、株式会社光岡自動車が本格的な自動車製造を開始する前、まだ中古車販売業を中心として事業を行っていたころの店舗名称で、この「BUBU501」は1982年、「50ccエンジンを搭載して自動二輪免許・原付免許で運転が可能なゼロハンカー」(ウィキペディアより)として、光岡が初めて世に出した自社製車両だったのであります!
つまり、販売された時点では、「車であり原付」な存在だったことになるこのモデル。スタイリングからも想像つくかと思うが、フロント2輪、リア1輪の3輪車だった。
植生のせいでそこは確認できないが、
しかも中途半端に陽が射してめっちゃ見にくいが(笑)。
これは左フロントタイヤ。うん、コレは原付サイズのタイヤですわ(笑)。暗いけどサスペンションも見える。
いくつかシリーズが作られたこのゼロハンカ―シリーズだが、1985年には新道路交通法の施行により原付免除で運転できなくなったのを受け製造中止、在庫も処分されたという。
ってことはさあ、
けっこう貴重じゃないのかなあ、この個体。
どうなんでしょ。少なくともわたくしは、未だかつて実物は見たことなかった。
さあ、博学の徒が多数の拙ブログ読者諸兄、これはご存じでしたでしょうか~?わたくしさっぱり知りませんでした。
なかなか感動した!
他にもいろいろあった他の個体は、また別の機会に…。