早いもので、あの平成の御獄大噴火から今日でまる3年です。
わたくしと御嶽との関わりは、この書庫の過去記事を参照願います。
王滝村の松原スポーツ公園に慰霊碑ができたようですね。本日除幕式と慰霊祭が行われたとのことですが、ご遺族の方の心の拠り所となるのなら、いいことだと思います。ご高齢の方などは、お山の上まで登るのは大変でしょうから・・・。改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、未だ行方の分からない方々が一日も早くご家族のもとへ戻られることを願います。
今年8月21日には噴火警戒レベル1(「活火山であることに留意」)まで引き下げられましたが、夏山の終わりも近いこのタイミングということもあり、現在でも山頂一帯は立入禁止が継続中であるようです。
壊滅的な被害を受けた最高峰・剣ヶ峰周辺の山小屋や社務所も取り壊されつつあるようで、頂上山荘の跡地には避難シェルターが建設されるのだそうです。わたくしの知っている剣ヶ峰でなくなっていくのはさみしいですが、まあ何ともしようがない。
さみしいと言えば、そうした被害を受けた山小屋の中で、黒沢口九合目の「覚明堂」が廃業されていたことを知り、地味に衝撃を受けました。
わたくしが王滝頂上の社務所にいたころ、登山口が違うのでさほど普段の交流はなかったんですが、何度か荷物を持っていったりしたことがあります。一度は、ビックリするほど月の明るい夜に行った記憶があります。照明なしでも歩けるほどで、あの幻想的な光景は強く印象に残ってますなあ・・・。
いつだったか、覚明堂にデカイ団体が泊まる時に、人が足りないってことで手伝いに行ったことがありました。配膳とか布団敷きとかやったんだっけかな。写真が出てきました。
30年近く前のわたくし(笑)。顔が見せられないのが残念なくらいの、美少年ですぞ(ウソ)
あ~、夜に行ったって記憶は、もしかしてこの時の帰りの記憶かなあ。
しかし廃業か~。まあ確かにちょい下には九合石室山荘があるから、さほど登山客が困ることはないかもだけど、さみしいなあ・・・。