ちゅら夢 感想 | トシのブログ

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ツイッター用に書き始めましたがやっぱり長くなってしまったのでブログにしました。



6/3(日)腕トラさん出演舞台 ちゅら夢 大楽観てきました。家族や友人という繋がりだけではなく、人と人とが愛情を持ち合い伝え合い支え合う。そこに沖縄の文化や歴史、空気感が溶け込みその思いやり溢れる世界で一生懸命素敵な作品でした。作った宮平さんのお人柄とそこに集まるのはやっぱり優しい方々が織りなしてできた時間が素晴らしかったです。



良信にぃにぃ役 腕トラさん 本当に演じるお姿一つ一つの温度が素晴らしいの一言でした。腕トラさんだからこそ響き渡る言葉達と、腕トラさんを通すからこそ良信さんの言葉に深みと約束と温かみ、優しさがこれでもかというくらい染み渡りました。


良信さんが出るシーンはどれも好きなのですが、「子供達は命をかけて守るさ」と金武さんが現れたときに守る姿。そしてラストの梨那さんに語りかける「がんばったなぁ。。。偉いなぁ」のところ。いあ、回によっては初っ端の恵子さんとの縁側シーンでも泣けたりしてましたが、特にはここですかね。蝉の話をするところも大好きです。



腕トラさんの言葉に嘘偽りのない純粋さを感じるんです。演技だからそれは普通作り上げているものなのですが、その根本にある人柄が心の底からの言葉として表現として観て側に届きます。明るい役は体力も大変だったと思いますが、何気ないみんなとのやりとりも、その目線にも愛情がたっぷりで、腕トラさんの温かみがギュッと詰まったそんなちゅら島のお父様でした。



赤沼さん演じる護さん

ラジオのゲストの時でも思っておりましたが、赤沼さんが発する言葉には魅力が詰まっていて、なおかつ表現力の幅広さと深み。強弱の付け方と本当凄いなーと何度見ても魅入られました。その魅力と護さんのみんなに慕われるお姿がリンクして素敵なにぃにぃを感じさせていただきました。



村田さん演じる文子さん

何より一言wお綺麗!佇まいにはどことなく強さと哀愁、可憐さがあり、文子さんの凛とした強い姿にピッタリな方だなと感じました。特に強さと弱さを出すシーンが凄く印象的で素敵でした。まさに女の人が憧れる女性。カーテンコールの言葉もグッときました。


渋木さん演じる梨那さん

性格の良さが凄く伝わってくる女優さんでした。梨那さんの純粋な一生懸命さがみんなに波及していく姿はきっと座組の中でもそうだったのではないかと感じるほど。愛されて。その愛情を一身に受けて愛情をみんなに送る姿にラストに向けて本当に涙がこぼれました。


挨拶もさせていただき、後日わざわざ話しかけても下さり本当に嬉しく思います。これも全てお人柄だと感じました。



加藤さん演じる恵子さん

カーテンコールの印象が今も強く。命の大事さをヒシヒシと感じる肝っ玉ねぇさんでした。ちゅら島のねぇねぇであり母の姿の名演技っぷりと、ナチュラルに聞こえる島言葉。凄いなと思いました。沖縄ではユタである繋がりから恵子さんはカンが鋭く、そして見守る立場の恵子さんの中にユタも入っていたのではと考察しております。


綱代さん演じる正年さん

コミカルなうごきと情熱のあるお姿の中で、夕暮れの中で梨那さんのお願い事を聞く姿はとても魅力てきに映りました。義理人情に熱く男気はありつつも頼り無さもかもし出す表現は素敵でした。前説も楽しませていただきました!


川内さん演じる詠将さんと澤さん演じる博基さん

個人的にはこの2人の関係性はとても好きでした。信頼もあり、ダメなところをフォローしたり、女の子達をしっかり守ろうとしていたり。違う格好良さを感じるお二人でした。

川内さんのカーテンコールでの役柄とのギャップある人の良さそうな言葉運びに演技力を垣間見ました。澤さんはコミカル要因で作中笑顔を頂きました。



かえでさん、宮永さん、武井さん演じるかしまし三人娘

にぃにぃ、ねぇねぇに守られながらもどんな時もみんなを心配したり、賑やかなムードを作り上げてる本当にかしましい表現ややりとりは見ててニコニコしてしまいました。大人メンバーがいない中梨那さんや正年さんを心配してるシーンはすごく胸と目頭が熱くなりました。


田口さん演じる彩加さん

わざわざご挨拶させていただき、贔屓してるかもな感想ですがwほんと可愛いらしく愛くるしいお姿が、彩加さんに大人の男達が甘くなってしまうのもわかるほどw愛される魅力を持った方だなと観劇してもお話しさせて頂いても思いました。腕トラさんへの愛情アピールも応援してる身からするとすごく嬉しくなるお姿でした。


片山さん演じる金武さん

嫌われる役柄ですが仕草ひとつ、瞬きも極力していないあの迫真の演技があるからこその嫌われっぷりなんだと思いました。個人的には金武さんはただただ護さんが好きだっただけなんだと思うんです。また慕える関係を取り戻したかっただけだったんですよね。




歌も今も、口ずさんでしまうほど余韻の中にいます。素敵な生演奏と、劇中歌。


護さんを支えつつみんなで歌を歌うシーンは、結婚式で見れるはずだった光景で、現実には叶わなかった光景なんですよね。


それを思えば思うほど涙が溢れるシーンでした。





ちゅら夢の世界ではみんなが大切な誰かを想い行動して言葉にする世界で、

その感覚は沖縄ならではの歴史の上で積み上げられて、その中で育った方が作ったからこそのあの空気が出来上がっていたんだと思いました。




少し個人的な考察ですが、


お話の中では沖縄の護さんが愛する人のためにユタにお願い事をしていましたが、

多分ちゅら島では梨那さんも同じ願い事をしていたんだと思います。


金武さんは悪夢の象徴であり、お互いの繋がった夢の中で悪夢から救う為に。


細かい設定でも

護さんが体調崩したシーンは多分一瞬梨那さんが居なくなった現実を一瞬思い出しそうになったという表現だったのでは。


護さんは夢を見て、夢の中で過ごしているから「夢をみた」と言えるけど、良信さんは夢のなかの存在でもあるから夢の中で夢は見れないことを意図してるやりとりなのでは。


とか色々勘ぐってしまいながらみさせてもいただきましたw




語彙力なくて感想書くと長くなってしまい申し訳無いのですが、本当に楽しませてもらいました。


腕トラファンの方がお菓子をキャストさんにご用意していて、もらった方々みんなで感謝を込めて記念写真をとるという流れがあった際、どんどん関係者さんが集まって思い出を作ってる姿を見て

「あー、こんなに優しい方々が作ったからこその作品なんだなぁ」とジーンと感動した。


そんな素敵な方々の素敵な作品でした。