ポぺローはスペイン速歩を23歩やってはすぐ膝を折ってパッサージに移るように
なった。
フイリスはその対策として
①パッサージ二「勝手に移るとすぐ馬を止め、高いジャンベットを要求する。
②次に猛烈な速歩をやらせる。
③以上を繰り返す。
これは、肢が曲がってきたら伸ばすのは当たり前。
ポイントは
猛烈に速歩させ、馬に拳依いさせ、後躯には推進勢力を鬱積させいつでも
前進の用意が整いつつ肢の伸展が行われる。
又スペイン速歩の推進気勢がにぶってくると
気を逸せず拍車の一撃を加えることのできない騎手は
スペイン速歩を仕込む資格はない。
難しいスペイン速歩等はわからない。
しかしいかなる場合でも馬の推進気勢と拳への依いの重要性
はなんとなくわかる。