ポイントは馬をして騎手の要求に従わなければならない


状態に導く勘所を把握すること。


フイリスの抵抗排除法の事例


抵抗状況


パリの侯爵の馬が散歩の途中でいつも

 小さな橋にさしかかるとその橋を渡らない。


フイリスの処置


 ・襲歩にしてその橋を渡らした。

  即ち、拍車を猛烈に入れて、うまが面くらわせて

  渡らした。


  再現性確保の為、少しスピードを落とししかし

  襲歩に近くわたらした。

  

  この繰り返しののち、たずなを伸ばしてもわたる。


  もちろん、侯爵に代わってたずなを伸ばしても


  渡った。


考え方

  

 ・馬が推進に応じる単純な処置をもとめた。


いわちゃんの馬日記


状況


ロスチャイルド男爵夫人の英純潔牝馬であり、購入


 時は非常にきれいな速足をしていた。


 それが、購入3年後見事な、速足をしなくなった。


処置


・またも、5~600m襲歩後さらに拍車で2000mを3回繰り返した。


そして速足は見事によみがえった。


考え方


・馬の重心が前に移行せず、推進しても元気のない駈足だけになっていた


そこで、襲歩にだせば、馬の重心は前にかかる。


従って夫人が乗っても重心が前に移行し見事な速足にもどった。


原因


話をよく聞くと夫人が不在時肢の短い馬丁が乗り馬の肋部に拍車


が当たり、元気のない駆け足で乗っていた。


結果、馬はこれがらくなので、癖になっていたそうだ。



コメント


何んと、フイリスは襲歩の処置が多い。


もちろん、理由があってのことだがやはり


≪推進又推進・・≫の結果馬が前に出る中でいろいろなことが


可能になるということかな?


フイリスは準備運動(調教まえだが)に襲歩をよくやっていたとか。


私も、乗ってすぐに襲歩はしないが、元気な常歩でスタートしたいものだ。