左がW3用ヘッド、右がW1用ヘッド。ぱっと見、外観はフィンの枚数が違ったりしているくらいです。


オークションでは燃焼室の画像がなかったのでどうかな~って見てましたが実際来た物をみると燃焼室、バルブともかなり堆積物が溜まっていました。



コンディションは良くはないですが、ガイドの穴が磨耗しているだけでバルブには損傷が無く、バルブ類を一式、W1のヘッドに移植します。

バルブを掃除してバルブの当り面を研磨しておきます。



なにか普通に見えてきますね。



シートカットもほぼ均一に取れましたので見栄えもよく仕上がってくれます。

ここからが自由研究の領域です

さりげなく装着してますが純正のバルブではなく流用を検討していたバルブです。

バルブの傘径、ステム長などほぼ無加工で使えそうです。



コッタの入る位置、形状が異なりますので位置関係の調整できるコッタを探してやりました。



これでスプリングのセット位置なども使えるレベルの位置に来てくれます。

スプリングも右側、2個がノーマルスプリング。左側2個が流用可能なスプリングです。


よく見るとお分かりでしょうが流用可能なスプリングはインナーとアウターでは巻きの方向が違います。なぜ違うのかピンと来る方も多いと思うので書きませんが純正のスプリングを縮めるとすごく傾くんですよ、コレが。

当然ヘタリも出てるでしょう。「もう疲れたよ」ってスプリングも言ってますよ~。

な~んかバルブを探すのにすごい無駄使いした気がするのはなぜでしょうか

クランクのベアリングも探したし、ダイナモのチェーンもDIDで強化タイプがあるというのも探した。基本のオーバーホールをするのには現時点ではシフトアップさんのピストンがあるうちは困りませんのでぜひ今がチャンスだと思うんですよね~。

ぜひコレを使って組んでみたいという方はご一報を