よくボーリングする時に面研をする、しないという話がでます。

加工屋は大体「したほうが良い。」と言うと思います。


たしかに加工屋はコレで飯を食ってますから「やれば金になるからそういうんじゃね~の?」って思われるかもしれません。

本当はどうなのか検証してみましょう

サンプルはGSX1100Sの空冷シリンダーです。

最初に一発砥石を当てた状態です。カムチェーンの入る部分で下側に飛び出した部分と左右の端、またシリンダーの一部が削れます。
 とくに下側に飛びたした部分はヘッドと固定するボルトのある部分ですからメーカーとしてもこの部分はスタッドボルトの締め付けだけではシールできないと判断された部位ですね~。


加工を進めていくとこうなります。ブルーな部分がかなり減りましたがまだところどころに残っています。スタッドボルトの入る分との間にかなり削れていない部分がありますね。
シリンダーの穴の周りもところどころ縞になってます。ジャワーッとオイルがにじむ症状が出る部位だと思いません?

つまりこうなっている可能性が高いから加工屋は「削った方がいいよ。」と勧めるわけです。ただそこは仕事ですので「タダでいいから削ろうか?」とは言えないわけですよ。
加工が終わりスッキリしたシリンダーです。少し精悍な雰囲気が出てきました。

面研するより手間を喰ったのがベース面に張り付いた20年もののガスケット剥がしでした。まるでビーフジャーキが張り付いているようでした。下がアルミでなければガンガン行くのですが、かなり気を使いました。
ボーリングの依頼の場合ベースガスケットを剥がしていただいていると助かるかな