科学雑誌『NEWTON12月号』にiPS細胞特集が載っていたので、かなり乱暴ですが大雑把にまとめてみました。間違ってたらご指摘ください。
1960年代、カエルの卵子に腸の細胞の核を移植することで、
クローンカエルを誕生させる。

専門化した部品(細胞)の中に全部の情報(生命体)が入ってることが分かった。
同時に卵子の中に、専門化した細胞を初期化する”何か”があることも分かった。
約20年後の1981年、マウスの胚盤胞(受精卵が6~7回分裂したもの)の中の細胞を培養してES細胞を発見。
『ES細胞』とは胎盤以外の全ての種類の細胞になる能力(多能性)をもつ万能細胞です。

ただ、ES細胞には
拒絶反応問題と
受精卵を使用する倫理問題があった。
2006年、山中教授がマウスの皮膚細胞に4つの遺伝子を組み込むことで
万能細胞を作ることに成功する。これがiPS細胞


初期化する”何か”とはたった4つの遺伝子だったんです。
すごいのは、2万2000個の遺伝子の中から4個を絞りこんだこと。
本人の細胞を使うので拒絶反応もなく、
受精卵を使わないので倫理上の問題もなし。
実用化されれば、神経細胞、繊維芽細胞、心筋細胞等々、なんでも作れる。臓器を丸ごと作るなんてことも夢ではないそうです。
将来、孫悟空のように髪の毛にフッと息を吹きかけたら自分の分身が・・・
ちょっと怖い気もします。