かもめのジョナサン

物置に収納していた「かもめのジョナサン」を発見。
数十年ぶりに読み返してみた。

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★★★  すごく雑なあらすじ  ★★★

多くのかもめが漁船のおこぼれを奪い合うのを尻目に、ジョナサンはより速く飛ぶことを求めてひとり飛行訓練に明け暮れている。
ある時は限界ぎりぎりまで遅く、ある時は水面ギリギリを猛スピードで滑空する。

限界を超えたと思った時、2羽のカモメによって次のレベルへ導かれる。
そこでの訓練で究極のスピード(瞬間移動)を会得したジョナサンは、元の群れに戻ることを決心する。

長老達に白眼視されながらも、一部のかもめはジョナサンに賛同する。
彼らに 「我々は自由である。可能性は無限である。」と説き、高度な飛行技術を伝授していく。

一番弟子のフレッチャーに後継者の育成を任せて、光り輝きながらまた別の所へと旅立っていく。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

作者のリチャード・バックはパイロットの資格を持つ作家であり、飛行訓練の描写はさすがは専門家というリアリティーがあって読み応えがある。
1970年にアメリカで発行されて、口コミで広がり大ベストセラーとなった。
日本でも1974年に発行され話題を呼んだ。

最初に読んだのは中学生のころだったと思う。その時にどう感じたか忘れてしまった。
生きていくことにあくせくするよりも大事なことがある。諦めずに追い求めたら夢はいつか必ず叶う。
そう読み取れるこの物語だが、結果として私の人生を変えることはなかった。

多くのかもめと同様に、生きていくことに精一杯でここまで来てしまった。

そもそも当時の私に夢と呼べるものがあったか?
甲子園に行きたい、オリンピックで優勝したい、科学者になってノーベル賞を取りたい。
なかったよな。

夢を持たずに生きることに負い目を感じたこともあったが、
それでもなお、人生は有意義だと思う。

一番にならなくてもいい、ただ好奇心だけは持ち続けていたいと思う今日この頃。

おや、本の最後に四つ葉のクローバーの押し花発見。
意外とロマンチストだったのか、若い頃の俺?

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