こんにちは。

齋藤 有です。


最近感動したのは、洪水で困難が続いているタイの「船のスクリューで水押し流し作戦」。

最初は思わず効果があるのかと疑問に思ってしまいましたが、

河川に並ぶ大小それぞれの船舶の数々が一所懸命水を掻き出している姿は壮観で感動すら覚えます。


自分たちの困難を解決する為に、難しいことは考えずにまずは自分たちができる手段を一生懸命やる。


そんな姿は、つい頭でっかちになっている「どこかの国」も見習わなければいけないと思いました。


さて今回は、最近の面接で感じた話です。そこには若者の実像があると考えました。


8月から20名ほどの方と面接をさせていただきました。その中で決まってする質問があります。それは、


「夢ってなんですか?」


ありきたりな質問かも知れません。

しかし、僕は育成の責任者として個人の夢を応援したいという思いがあります。

だから面接でもステキな夢をお聞きすることにしています。


そこで以下こんな夢を語ってもらいました。ちなみに面接の中心ゾーンは30歳以下の男性です。


「まだないです。仕事をしながら自分がやりたいことを見つけたいです。」

「働きながら勉強をして公務員になることです。安定した生活が夢です。」

「結婚することです。」

「毎日を安定して送ることです。」  などなど


どれも立派な夢かも知れません。人それぞれなので否定する気もありません。

しかし、企業の採用担当者としては物足りなく感じてしまいます。改めて現代社会の現状を感じてしまいます。


改めて考えてみると、若者の「志向感=夢」は

「教育」「先行きの不透明さ」「大人が活き活きと働いていない」などなど色々な要素が絡んでいると考えますが、

これ大問題だと思います。


やりたいことがない中での仕事は、ただの労働になってしまう可能性があります。

安定した生活ってそもそもありえるのでしょうか。

結婚して夢をかなえたらその後はどうするのか。


面接をしながら、少し若者を心配してしまう、気がついたらおっさんでした。



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齋藤 有 (さいとう たもつ)   新横浜番長