埼玉県上尾市に直焙煎のお店があります。
村上珈琲という名の小さな小さなお店です。
立地は、最寄の駅から、車で10分。
閑静な住宅街の中にあり、お世辞にも、便利な場所とはいえません。
しかし、賑わっているのです。
休日はもちろんですが、
先日たまたま休みを取れたので、平日に訪れてみると、
やはり、大変賑わっていました。
他の珈琲屋さんと何がちがうんだろう?
と考えてみると、そこには会話がありました。
「この豆は、93秒焼いてくれ。こないだ100秒焼いたら苦かった。」
「この豆ね、先日現地まで行って見てきたんですよ。」
などなど、
店主とお客さんが、珈琲のこだわりに対して会話をしているんです。
そんな会話を聴いていると、一袋500円、1000円の品ですが、
それ以上の価値があるように見えてくるんですね。
不思議なものです。
話は少し飛びますが、
11月23日のカンブリア宮殿でアサヒビールの特集が組まれていました。
番組の中で、売り場ではソリューションが必要、
売上アップの提案などが求められている。
というお話がありました。
確かに、瞬間的な売上を上げるためには必要だと思います。
ただ、もっと大切なことがあるのではないかとも思いました。
例えば、村上珈琲の例にならうのであれば、
売り場の最前線に接触している営業が、
商品のこだわりや背景をもっとよく理解し、
売り場に立つ人が、お客様と会話をできるような状態
を作り出してあげることが、実は大切なのではないかと思いました。
デフレを吹き飛ばすような商売のヒントがありそうな気がしました。
--------------
松沼英郎![]()