高田です。


先日、懇意にしていただいている社長と

お話する機会がありました。


30名ほどの会社を経営されていて、

社員のマネジメントや育成で悩んでらっしゃいます。


現状、社長が社員1人1人に指示・要望を出し、

仕事の進捗管理までなさっているとのこと。


今は何とかできていますが、今後規模が拡大していく

上できっと困ることになりそう。


技術系の会社なのですが、ホスピタリティをとても

大切にしているため、お客様との接し方や

ものの考え方など、社員にもっともっと伝えたいことが

たくさんあるのに、できていない。

社員想いの社長だけに、成長支援をしきれていない現状が

悔しいとおっしゃっていました。


打開策として、優秀なマネージャーの採用や、社員から

マネージャーを早く育てることが最優先と社長もお考えで、

社員の育成を考え、研修の提案も色々聞いているそうですが、

なかなかピンとこないそうです。

理由を聞くと、社員1人1人の特徴に合った提案ではなく、

どこの会社にも当てはまる提案にしか見えないとのこと。


このお話から、相手の状況を理解した解決策を一緒に

考えることの大切さを知るとともに、

現状をどのように把握するかも大切だと思いました。


ヒアリングして仮説を考え、解決策を設定していくのが

提案活動のプロセスです。

しかし、さらに仮説の根拠となる客観的な指標を、

お客様と一緒に見つけていく活動ができれば、

かなり精度の高いものができそうです。


社員1人1人の特徴をあぶりだして、社長と一緒に解決の

方向性を考えていく。

なかなか難しくはありますが、何かできそうな気がします。