こんにちは。火曜日担当の加藤です。![]()
本日ご紹介する本はこちらです。
『「日本の経営」を創る』
著:三枝 匡×伊丹 敬之
現場で何件もの企業再生を手がけていた方と、
学者として組織論を研究していた方との
対談方式の本なのですが、
現場で起こっている具体論と
それをシンプルに原理原則に当てはめたときの
抽象論とが交互に出てくるので、
頭の中の整理が非常にしやすかったです。![]()
今の日本企業が経営者人材の育成を
どうしていけばよいのか、
いくつかの論点がありましたが、
その中でも「チマチマ病になるな」
ということが印象的でした。
この本では、
「あなたが10年前に任されていた仕事を
今の若手にも任せていますか?」
という問いかけをしています。
若手がスケールの小さい
「チマチマした仕事しか任されていない」
という現実。
一方で、この景況感で若手も
自分のことのように会社のことも
考えるようになってきたように思います。
未来の日本企業を強くするためには、
こうした若手の活用をどうしていくかが、
経営者の重要なミッションだと再認識できた一冊でした。![]()
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加藤 沙絵子(カトウ サエコ)