先日、感動する話を聴きました。
それは、『ネット難民』という社会問題に立ち向かう
ある小さなお店の話です。
そのお店は東京中央区にある、和業態の飲食店。
店主は、ニュースで流れる若者の姿を見てこう考えたそうです。
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「その日暮らしを余儀なくされている若者がいる。」
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「でも、決して望んでいるわけではないはず。」
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「抜け出すためのレールを引いてあげることはできないだろうか?」
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店主は、色々と若者の実態を調べました。
【若者の状況】
・月給制の方が収入が高く、生活が安定するのは分かっている。
※日払いは、収入そのものも低いことに加え、交通費、食事代、
そのた雑費がかかるため、月間収入では3~4万円も低くなる。
・その日得たお金で、寝泊りをしているため、半月後や1ヶ月後の収入では厳しい。
そこで、以下のような制度を作りました。
・当社数ヶ月は日払い(2/3を当日、1/3を次の出勤日に支給)
・その後数ヶ月は週払い
・収入が安定したら月払い
昇給も、日払い⇒週払い⇒月払いに移行するにつれて、
UPしていく制度を作り、本気で「脱その日暮らし」を応援しました。
結果は、まだこれからですが、反響は上々。
何よりも、忙しい時間を縫って、
本気で若者のことを考え抜いた店主に感動しました。
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松沼英郎 (マツヌマ ヒデオ)![]()