前回に続いてコミュニケーションにおいて問題となりやすいミスを挙げてみます。
今回は相手を「ステレオタイプ」で捉えてしまう、ということです。
まずそのステレオタイプについて、正確に知っておきましょう。
ステレオタイプとは、多くの人に浸透している固定観念や思い込みのことです。
特にそれらを過剰に単純化したり、誇張されたり歪められたりしたイメージの事を指します。
例えば国籍・宗教・性別・職業など、特定の属性を持つ人に対して持つ、単純化されたイメージがそれに当たります。
ちなみにステレオタイプという概念は、アメリカの著作家・政治評論家であるウォルター・リップマンによって提唱されたそうです。
「ステレオ」と聞くと、サウンドをイメージする人は多いかも知れませんが、「ステレオタイプ」の語源は印刷用語なのだとか。
新聞や辞書などの活字印刷のために使われていたステロ版(鉛版)印刷が語源のようです。
ステロ版で印刷すると、型を抜いて作ったかのように似たものができることから、今の「ステレオタイプ」になったと言われています。
こうして意味を調べただけでも、ステレオタイプで相手を決めつけてしまうことはいけない事だと分かると思います。
相手が女性だから感情的だとか、日本人だから勤勉とか、必ずしも当てはまりませんよね?
少なくとも私は勤勉ではありませんし(笑)
また外見などの第一印象でこういうタイプだなと決めつけてしまうのも、ある意味ではステレオタイプな捉え方でしょう。
実際には外見と中身でかなり印象が違う人は珍しくありません。
逆に言えば、それぐらい私達は第一印象で思い違いをしているのです。
正しいコミュニケーションを目指すには、ステレオタイプで見る癖をなくし、実際に相手の言葉や行動を見て判断するようにしなければいけません。
初めに決めつけてしまっていると、どんな言葉や行動があっても、そのステレオタイプに当てはめて考えてしまうので、どんどん実際とのズレが生じてしまいます。
最初は出来る限りフラットに考えて、正しいコミュニケーションの確立を目指しましょう。
