睡眠にとって悪いものは、カフェイン・アルコール・ニコチンなどが有名ですが、睡眠に良いものはあまり知られていません。
特にサプリ以外で普通に食事として、何を食べれば睡眠に良いのかなど、あまり考える事もないと思います。
今回は睡眠に効果的な食べ物をいくつか紹介します。

・バナナ
バナナはその消化の良さとエネルギー変化の速さが特徴です。
空腹で眠れないなら、バナナを1本食べてみましょう。低血糖を解消してくれて、眠りやすくなります。
またバナナには、興奮を抑える作用があるマグネシウムのほかに、トリプトファン、ビタミンB群、 ナイアシンも含まれ、入眠を促進してくれます。
朝バナナダイエットが流行したことがありますが、夜にバナナを食べることで、睡眠改善効果が期待出来そうです。

・レタス&セロリ
レタスに含まれているラクチュコピクリンという成分には催眠作用があります。
またセロリにはアピインという成分があり、精神を安定させる沈静作用があります。
なのでこれらを食べることで、安眠効果が期待出来ます。
ただし、そのままで食べようとすると、それこそレタス1個を丸ごと食べないと意味がないぐらいの成分量です。
ですのでサラダなどでなく、スープに入れて加熱するなどして、より多くの成分量を摂れるようにしましょう。
ですがレタスやセロリは嫌いな人が多いですよね……。ちなみに私も嫌いです(笑)

・ビタミンB群を摂る
良い睡眠に欠かせない栄養素にビタミンB群があります。
ビタミンBにはB1、B2、B6、B12がありますが、どれかだけ摂れば良いというわけではなく、全てをバランス良く摂る必要があります。
ビタミンB群が不足すると疲労感や倦怠感がひどくなり、睡眠を摂っても疲れが取れなくなってしまいます。

特にビタミンB12は、睡眠を司るホルモンであるメラトニンの生成、吸収を助ける働きがあります。
ビタミンB12を多く含む食品としてはしじみがあります。
しじみにはオルニチンも多く含まれていますので、睡眠にはとても良い食品ですね。
ただし、しじみだけで睡眠に効果が期待出来るほどのオルニチンを摂ろうとすれば、毎日数十個食べないといけません。
オルニチンについては気休め程度に考えましょう。
その他、ビタミンB12はアサリやハマグリなどの貝類や、牛や鶏のレバーにも多く含まれています。

ビタミンB6も睡眠に関連性の高い栄養素です。
ニンニク多く含まれていますが、マグロやカツオ、牛レバーにも多く含有されています。
さすがにニンニクを大量に食べるのはキツいので、他で上手くカバーしましょう。

ビタミンB1を多く含む食材は豚肉です。特にヒレやモモに多く含まれるそうです。
ハムやベーコンも上手く活用しながら摂取しましょう。

最後にビタミンB2ですが、多く含む食品はレバーです。鶏レバーよりも豚や牛のレバーの方が多く含まれています。
牛レバーはビタミンB6やB12も多いので一石二鳥ですね。
レバーのほかにも、ウナギ・魚肉ソーセージ・納豆・卵などもビタミンB2が豊富です。
これらを上手く組み合わせて、ビタミンB群をバランス良く摂りましょう。

私は睡眠改善カウンセリングで、多くの方の睡眠を改善するお手伝いをしていますが、本当に改善するためには、やはり自分で良くする努力が必要です。

あまり神経質になる必要はありませんが、出来るなら食事習慣も見直してみてください。

 

ちなみにこれらの食材は普通に栄養も豊富なので、健康的な食事習慣にも繋がります。

試して損はありませんよ。