今回は6月23日に行われた広島大学の方々との交流会について紹介していきたいと思います!
交流会は、普段私たちが行っているワークショップのように、議題に沿ってみんなで意見を出し合っていくという形で行いました。
今回の流れは、以下のとおりです。
①経験の共有
②現場の紹介(資料共有)
③学校の立場から
④生徒の立場から
⑤第3者の立場から(資料提供)
⑥私たちに何ができるか
②と⑤の資料提供では、日本と海外の髪型に関する校則の現場、そしてそれに対する企業や行政等の第3者からの対応についてまとめたものを共有しました。
《②の資料》
《⑤の資料》
まず、学校の立場からについてでは、何故このような校則があるのかについて話し合いました。
何十年も前に作られた校則が、見直しもされないまま残り続けていることや、世間からの髪の毛に対するイメージ等が理由として挙げられました。
また、このような規制をする側も実は理由はよくわかっていないが、とりあえず校則にあるから強制しているのではないかという意見もありました。他にも、生徒をなるべくトラブルに巻き込まないようにするためにこのような校則があるのでは、という考えもありました。
次に、生徒の立場からこの校則について考えました。
納得出来る理由が欲しいという意見や、その校則に従うことが当たり前だと思ってきた生徒からするとあまり反対的な気持ちは抱かないのではないかという意見が挙がりました。
たしかに、学校側はもしかしたら生徒のためを思ってこのような校則を設けているのかもしれません。しかし、そのために「黒髪ストレート」というイメージを押し付け、ただただ強制しているだけでは困惑を招いてしまうのではないでしょうか。
このような問題に対し、私たち大学生の立場においてどのようなことができるか、について話し合いました。
今までも議論してきたように、このような校則に関しては、世間の持つ強いイメージやそれが当たり前のものであるという考えが深く定着しているという、学校以外にも大きく関わってくる問題だと私たちは考えています。
このことから、より多くの方々に何が問題なのか、現状を知っていただくことが私たちのするべきことなのではないかと思います。
学校にある校則について考え、話し合っていると、必ずしも全てが悪ではないことが見えてきます。しかし、問題になるようなものも存在することはたしかです。
この問題は、「生徒 vs. 学校」ではなく、両方からの歩み寄りにより解決されるべきものだと私は考えています。生徒と学校がお互いの意見を共有し、一緒に校則について見直す時間を設けていくべきなのではないでしょうか。
今回は、初めてのSkypeでの交流会で緊張しまくりでしたが、とても素敵な時間を過ごすことができました!
改めて、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
また第二弾も楽しみにしています!
最後に、今回の話し合いで個人的にとても印象に残った疑問があるので、是非皆様にも一緒に考えていただけたらと思います。
『もしも黒髪ストレートではなく、茶髪パーマを校則として強制されていたら、卒業と同時に黒髪ストレートに戻したくなると思いますか?』
最後まで読んでいただきありがとうございました!