御行奉為 -303ページ目

芋掘りの憂鬱

俺がやらねば誰がやるぅ!なんて事は語りたくないが、私がやらないと誰もやらない雑用がある。


それは社屋の犬走りの草むしり。毟るのは面倒なので、除草剤で枯らすのだが。


除草剤を使うタイミングは、雨の降り始めがベストだ。晴れなら粒剤が風で飛ばされるし、本降りの時はそもそもそんな仕事をしたくない。今朝はそのベストなタイミングで、しかも小降りのまま移行しそうだ。


と云う訳で、部下の“だー”と除草剤を撒いてみた。


普段誰も近寄らないエリアに、刀みたいな葉っぱの草と木の中間な感じの植物が生えていたが、それは引き抜く事も出来ず、除草剤でも枯らす事が出来なかった。


邪魔な事この上なかったが、この冬場に同期が切り倒してくれていた。今年はあの忌ま忌ましいアイツを見ずに済むかと思っていたのだが、何故か増殖していた。


以前は高さ1メートル、直径1メートル程度のものが2本生えていたものだが、今回はそれぞれ30センチ程度のものが20数本生えていた。恰も畑の様に。


なんじゃこりゃ!


見ると地中に残った根っこと云うか、地下茎らしいものから新芽がこれでもかこれでもかと伸びていた。恐るべし、植物の生命力よ。


この増殖力を放置して置いたら、夏には元の木阿弥だ。今のうちに根こそぎ狩り取ってやる!狩りは敢えて狩りとした。


近所からツルハシを借りてきてミッション開始だ。こう云う時のためにご近所付き合いを地道に展開しているのだ。ふふ。


いざ根っこを掘り返し始めると、相手が恐ろしいモンスターだと気付かされた。


根っこ超デカイ!



幅約1メートル、長さ約5メートル、深さ約50センチにわたり、根っこがみっちりと張り巡らされていた。


私は鞭打ちのダメージ&腰痛持ち、“だー”は腰痛持ちのペアで戦うには少々ヘビーな相手だ。事実、最後の数パーセントは助けを借りざるを得なかった。


今も腰が悲鳴を上げているのだが、ミッションクリアが出来たので、それもまた良し。


それにつけてもあの根っこ、芋みたいな色・形・太さだったな。シュレッダ用ゴミ袋が6ついっぱいになったのだから、売れば儲けになっただろうに。芋だったらの話だけれどね。


芋じゃないから辛いだけだったな。

なんでだ?

朝目覚めたら空腹だった。


と云うより、空腹により目覚めたが正解か。


いつもと変わらない食生活だったんだがな、昨日は。


取り敢えず朝食中。

トーラスのオロ

先程帰宅し、メールチェックをしていたのだが、メールニュースに信じられない記事が載っていた。


生まれて初めて読んだ小説は覚えていないが、時期で云えば小学校低学年だったと思う。3年生の時には名探偵ホームズとかを図書室で借りて読んでた。


5年生の時にマルタの鷹を読んでハードボイルドを覚えた。思えばマセた子供である。傾向としてはミステリを好んだようだ。


中学に上がると、当時誰も見ていなかったがガンダムの影響で、ハインラインの宇宙の戦士を読み、スペースオペラに目覚める。と同時に横溝にも手を染める。とにかく活字を読みたかった。


ハヤカワSFとか大好きで、貪る様に読みまくった。家が貧乏だったので、好きに本など購入出来ないため、主に立ち読みだったのだが。図書館や図書室には最新刊は入らないのだ。


そんな事ばかりしていたので、読者スピードは速まるばかりで、文庫1冊読破の所要時間は40分程度までになった。


それでも立ち読みには長いと云えるし、多数読んだために目も肥えてきて、最後まで読む本と読まざるべき本の区別をする様になった。中1の夏頃だったと思う。


最後まで読めそうで、更に繰り返し読めそうな本だけ購入すれば、実にリーズナブルかつ、充実した読書ライフを送れるはずだと当時思った。


そんななか出会った本がグイン・サーガである。アルファベット表記であったため、中学1年生にはグウィン・サガとしか読めなかったが。


読みだした直後に購入を決意。何せ今まで知らなかった世界観がこれでもかこれでもかと押し寄せ、僅か10分程で異世界へと意識を連れ去られた。ナニコレ?意味が解らないけど、先に読み進めたいのを止められないや。


踵を返し、全力疾走で帰宅。母親に頼み、今年の誕生日プレゼントとして今見てきた本を購入して下さいと頼み込んだ。いや、夏休みで良かったよ。夏生まれなもので。


全百巻で完結とうたったそのシリーズは、その後概ね年4冊ペースを守り巻を重ねていったが、96巻が刊行された時に百では終わらんな、この後は完結した時にまとめて読もうと封印した。


だって待つのが辛いんだもの。歳を重ねる度に我慢が効かなくなる。ダメだな、中年は。


刊行ペースその他を鑑みると、現在ではおそらく120巻代だろうなと思っていた。多分完結するのは150巻以降だろうから、私は50代くらい☆カナ♪と勝手に考えていた。


アニメもこの4月に始まり、お、来たね♪グイン・サーガ♪でも見ないよ、声のイメージが変わるからね♪などと思いつつ、録画だけはしていたのだが。


よもや栗本薫さんが亡くなるとは。。。


なんと云う悪いニュースだ。最近少年時代のスターが亡くなりだしたな、私もそう云う年か。。。


シリーズを継続して買ってさえいれば、彼のあと書き作家のことだから近況を知れていただろうに。。。


後悔先にたたず。今はご冥福をお祈りするのみであります。


どうか安らかに。とは云え、鯨の様に経験した物事を忘れることが出来ない貴女のことですから、あちらでも、こちらの事とそちらの事の記憶と経験で、退屈だけはしないと思いますが。


魔界水滸伝でクトゥルー神話を覚えた者より。