末路 | 御行奉為

末路

先だって母を病院に連れていった帰りだ。


近所の農道を走っていたところ、犬の散歩をしている老女が行く手を塞いだ。この時間帯にはよくある事だ、腹を立てる程でもない。


が、ふと思い出したのが、我が家で最後に犬を飼っていた頃、母の散歩仲間になってくれたお姉さんを最近見かけないと云う事。お姉さんとは云え、私よりお姉さんと云う話で、それなりの年齢ではある。


母に最近彼女を見かけないが、近頃は付き合いがないのか?と聞くと、何云ってんの?去年亡くなったわよ!との事。


まだ亡くなるには早いと思っていたが、晩年は精神失調をきたしてアレな感じだったらしい。


こんな事を書いているが、亡くなった方を貶めているつもりはないのだ。ただその最後を聞くにつれ、自らの最後を幻視してしまい、残りの生を指折り数えてしまうのだ。


多分残りは15年前後だと思うが、、、いや止そう、死ぬまでは生きよう。