Parisienne Walkways | 御行奉為

Parisienne Walkways

昨日の話しなのだが、コロプラの位置登録をブリブリ進めようと出掛けた。


都内は一通り済ませているので、千葉方面へと進出。が、強風のため、武蔵野線がちょう遅れていた。夕方から予定を組んでいたので、アボート。


最寄り駅から一駅で断念したので、帰りは徒歩で最寄り駅にチャリを取りに戻った。


川沿いの道を歩きながら、一つの気づきがあった。この地に引っ越してから、およそ40年になるが、線路と川の間に住宅地があったのだ。


いや、知らなかった訳ではなく、ただの背景としてしか認識していなかったのだ。そこに人々が住んでいると云う事になんの興味も持っていなかった。その事実に驚きを禁じ得ない。いつも知らない道ばかり通って、道に迷うのが好きだったくせに。まぁ地理関係としては掌握している土地柄故、道には迷わないのだが。


でも、あちら側からの目線とか、その道路状況などを見ずにはいられない。気付いてしまった今となっては。


近場にあった橋を渡り、私的秘境に侵入。彼の地は千代田線の線路と川の間の10メートル程の幅で1キロメートル超の長さで続いている。


その狭い幅の所為もあろうが、古い様式の民家が多く、ノスタルジーを感じさせる。昭和40年代くらいまでは都内にも当たり前の様にあった景色だ。が、戦後復興を支えたこのようなバラック建築は、川向こうでは全て消え去っている。


何故これらの建物がいまだ現役でいなければならないのか?それはその特殊な立地に起因している。


あまりにも狭い立地故、道幅も狭く、重機が入り辛いため、橋の近くの家しか建て直しが物理的に困難なのだ。行政がこの川を暗渠化して、幅員の広い道路にすれば立て替えも進むのだろうが、再度バブルでも来ない限り無理だろうな。最近は福祉を篤くしてナンボなとこあるから。予算って限られてるものでしょうしね。よく知らんけど。


そんな気持ちとは別に、彼の地を散歩したのは風情があって楽しかったですよ。


日常の中にも異界への扉は開かれていると再認識した或る日曜の午後でした。