過去の来訪 | 御行奉為

過去の来訪

仕事をしている人は、基本どたばたしている感じかと思う。違ったら申し訳ない。


夕方近く、同期が何やら書類を持って来た。またぞろ厄介事かと思ったが、珍しく違っていた。普段は彼が持ってくる物は面倒臭い事ばかりだ。


「けべさん、コレやるよw」彼独特のニヤリとした表情で、ヒラヒラと揺すりながら件の書類を私に手渡した。


見るとそれは私名義の労災認定書だった。この間のムチウチは仕事中じゃなかったし、貰う理由が理解出来ない。


めくってみると、日付が昭和61年だった。実は当時仕事中の事故で、大怪我をしていたのだ。誕生日前だったので、19才って記入されていた。


ありゃ、随分懐かしい書類が発見されたなぁと恥ずかしくなったが、取り敢えず保存しておく事に決めた。記念だからね。


懐かしいあまり、近場に居た同期の部下に「君、昭和61年って何していた?」と聞くと、幼稚園の年中組でしたとの返答だった。


同期と目を見合わせ、何も云わずにその場を立ち去った事は云うまでもない。