知ってるよぅ | 御行奉為

知ってるよぅ

森博嗣氏の小説に、纐纈苑子と云う登場人物がいる。反体制の活動家らしい。


もの凄く古い時代の染め物の様式で、纐纈染めと云うのがあるらしいが、それ関連からきた苗字だとすると、かなり古式ゆかしい感じである。


でも、実際にそんな名前の持ち主に会う事など無いだろうなと思っていたのだが、会う日が来たのだ。


先日、他セクションから、ある器材の検査依頼の電話があった。電話の相手が名乗った名前がそれだ。


「○○のこうけつと申します。~~~」用件を言った後「内線は○○です、私の名前はですね、」いや、一度聞けば分かるよ。「纐纈さんですね、纐纈(こうけち)染めの」と云うと「へ?」と来た。


自分の名前の付くモンくらい知っとけ。と思ったが、続けた。「失礼ですけど、書くのが面倒臭い難しい字の纐纈でしょ」と云うと、「はい、はいはい♪こんなマイナな名前、よく知ってましたね。」と喜んだ。


私もファーストネームが少々珍しいため、名前の字を説明せずに解ってもらえるのが嬉しいのは理解出来る。彼ほどレアな場合はひとしおだろう。


その後、被検査器材を受領する時に本人に会ったが、なかなかの男前だった。やはりレア物は見た目が良い方が何か納得できる気がする。


くたびれた見た目のオッサンが云う事じゃないな(笑)


彼は何故私が名前を読めたか理解出来るまい。理解する必要も無いし、する気も無いだろうが。


因みに高梨は同期に居るが、小鳥遊には会った事無いな。