サインって本当か? | 御行奉為

サインって本当か?

著名人の直筆サインって、過去に一度だけ王選手のボールを持っていただけだ。

大事に飾っておいたのだが、実家を出た後に犬のオモチャにされ、ボロボロになってしまった。女には王選手のサインの価値は解らないようだ。随分と憤慨したが、家族や犬をボコるわけにもいかず、泣き寝入りであった。

その後はサインと云っても、印刷されたモノしか持っていないはずである。多分。

昨日は久方ぶりに、松戸の駅横の本屋に行ってみた。東海林さだお氏の本を探しにだ。

4階の文庫フロアに着くと、おもむろに端っこから物色に入る。目当ての物だけを探すだけと云うのは淋しい、フロアを全て舐める様に物色するのが好事家と云うものだ。

そこで目についたのが、サイン本フェアと書いてある平積みのコーナであった。見ると、高野秀行って云う人のフェアらしい。どうやら冒険紀行文を書く作家さんみたいだ。

題名が非常に面白そうで、ジャケ買いしても良いくらいだ。しかし、ちょろっと中身を見たくもある。だって冒険ドキュメンタリって、竜頭蛇尾のパターンが多いし、好みのジャンルじゃないのである。

だがサイン本のせいか、ガッチリとビニールでパッケージされており、中身をチラリとも見れない。

でもなぁ、サイン本って何かよさ気である。だいたい私にしてからが、学生時代に冒険ドキュメンタリ映画を撮影した程の冒険好きである。

よし、買っちゃおう♪

5冊ばかり取り上げ、他にも数冊GET。そもそもの目的である東海林さんの本も2冊発見、当然購入する。

他の店舗も物色し、欲しい物を手にいれて帰宅。

即サイン本を開き、著者近影を見ると、同い年であった。僅かに親近感を持つ。年が同じと云うだけで、親近感を持つとは浅はかな事である。が、まぁそんなもんだろう。

左側のページを見ると、確かにサインが書いてある。だが、黒マジックで書いたのだろう、印刷と区別がつかないのだ。

ありゃりゃ、印刷なのか?なんだよもぅ。

値段がサイン抜きと一緒のため、文句を云われる筋合いではないだろう。だが、これが印刷ならともかく、直筆であった場合、サインした作者の努力が無に帰すだろう。

何百冊とサインして、「これって印刷じゃね?」で終わりでは、あまりに可哀相である。

ガッツリじっくり観察すると、大元の印刷部分に重なった部位が、実際に書いたモノっぽい。そう信じる事にした、それが幸せってもんだろう。

肝心の中身であるが、面白かった。面白かったが、私には少し文体が合わなかったな。

それはともかく、ついに私もサイン持ちになれた。そこが嬉しい♪