🐶
クウれす❣️
霊園には、おばちゃんを亡くしたおじちゃんや、おじちゃんを亡くしたおばちゃんがたくさんいらっしゃいます。
「あらー、くうちゃん!!」と元気な声をかけてくれるのは圧倒的におばちゃんれす😊おじちゃんは、静かに墓前に佇んで、クウの頭を静かになでてくれるれす😌
今日はそのお話を…

お墓まいりのこと 第2話
 
🍀   妻 VS 夫  

霊園には、当然のことながら、夫を亡くした女性、妻を亡くした男性が、お墓を求めておいでになります。
どちらも、亡くされて間もない頃や納骨される頃の悲しみは、同様に感じます。

しかし、日が経つと、明らかに夫を亡くされた女性のほうが、元気を取り戻していかれる様子が見てとれます。

自転車でいらして、手際よくお墓をお掃除して、お庭の花をオシャレにアレンジしてお供えし、元気にお帰りになる女性。自転車には、パークゴルフ納骨道具が❣️

ご姉妹や子供さん家族とおいでになり、お孫さんを霊園職員にご紹介くださるお客様も。
「これから、この子の、サッカーの試合を応援にいくの⚽️」と。

それに比べて、妻を亡くした男性、特に高齢のおじいちゃまは、日が経つにつれ、悲しみが深くなっていくようにお見受けします。

榊とお家のお水とおにぎり🍙をもって、毎週日曜日にいらっしゃるおじいちゃまがいました。お掃除して、榊を取り替え、座っておにぎりを召し上がって、
「来週、また、くるからな❣️」
必ず暮石をさすりながら、そうおっしゃって、振り向き振り向き帰ります。
普通、供花は枯れたら職員がお下げしますが、毎週、おじいちゃまがお見えになることがわかっているので、そこは、触らないようにしていました。
ところがある日、
「私は毎週、来ますから、どうか、花は下げないで下さい!!」
涙ぐんで抗議なさいます。慌ててみんなで探すと、後ろのお墓に落ちていました。多分、朝の強い風の仕業でしょう。
その涙ぐんだご様子に、どれほどここでお参りをすることが、おじいちゃまにとって大切なのかを再認識しました。

椅子を持っていらして、ろうそくの灯りが消えるまで、ずっとお墓を眺めていらっしゃるおじいちゃまも。さすがに、11月になると肌寒く、風邪をひいてしまわないかと気にかかり、温かいお茶をお届けしたこともありました。
「ちゃんとお食事なさってますか?」
とお声がけすると
「まあ、なんとか…」と。

 
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🍀 生前は…

最近は、終活ブームもあり、寿陵という生前の墓をお求めになる方も少なくありません。
しかし、その時は、なぜか、奥様が熱心に質問なさるのに対し、ご主人は、
「俺の骨はそこらに撒いてくれって言ってんだ。死んだらわからんのだから!」
とおっしゃる方の多いこと❗️

「そんなこと、できるわけないでしょ」
とたしなめられますが、ご主人は、そんなことをされないことも承知ですし、そして、妻に手厚く看取られながら自分が先に逝くと決め込んでいることが多いのです。



🍀 妻を見送って…

残念ながら、人の命は順番通りではなく、1日先のことはだれにもわかりません。
先に逝くはずだった自分が残ったとき、その痛手から立ち直るのは、大変苦しい道のりのようです。

家事が不慣れなおじいちゃまたちが、妻に先立たれた翌日からすぐ、実生活に不自由されることも原因のひとつでしょう。
弱音を吐くことに慣れていない男性は、1人になれる墓前で、ようやく悲しみを吐露することができるのかもしれません。

墓地からお見受けするに、亡き妻のお墓か心の支えになっていらっしゃるご主人様が多いことは事実です。



🐶
クウから見ても、お父ちゃんとお母ちゃんでは、圧倒的にお母ちゃんが強いれす❣️
でも、強さと寿命は一致しません。
世のお父ちゃんたちは、自分が遺されたときのことも考えて、終活をしなくちゃいけないれすね🤗

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ピョンチャン応援疲れ…