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クウれす❣️クウの街では、今、冬まつり開催中⛄️雪灯りや氷の彫刻がきれいれす😍
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さて、昨日は、終活に集まる人々は大きく分けて4つのカテゴリーに分けられるとお話しさせてもらったれす。
その1つ「切羽詰まって真剣に終活に取り組む高齢者さんたち」が陥りやすい、終活の落とし穴について…

🍀高齢者を待ち構える終活の罠

昔、男の子(跡取り) さえいれば親の老後は安泰だった時代がありました。
親が身を粉にして働いて、子供を、学校さえ出して一人前にしてやれば、安心だと思われた時代もありました。
息子はあてにならないけど、娘の方が面倒をみてくれる、そう言われた時代もありました。
今や昔…老後、子供に頼って生きていこうと思っていらっしゃる高齢者は殆どいないでしょう。実際に、子供に頼って老後をすごせる高齢者はもっと少ないでしょう。

終活という概念が広まり、自分の老後、死後に備えて、終活に取り組む高齢者が多くいらっしゃいます。
みなさん、口々に
「老後に迷惑をかけないように」
「死んでからも迷惑をかけないように」
とおっしゃいます。それは、とても大切なことですし、終活をなさることで、実際、遺されたご家族が助かることも多いでしょう。

ただ、そういった高齢者の気持ちを利用して、オレオレ詐欺ならぬ「終活詐欺」とも言えるような商売をしている業者がいます。
また、人の寿命は必ずしも年齢順ではなく、急いだ終活がとんでもない結果になってしまった方々もいらっしゃいます。
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🍀ケース1
「あれ?!俺の葬式、どうすんだ?!」

私の元へ終活相談にお見えになっていた70代後半のご夫妻のことです。何度目かの来園のとき、ご主人がこう話されました。

前に見学した時から、墓はここと契約しようと決めてたんだ。でも、その前にやらなきゃいけないことがたくさんあってさ!
まず、◯◯◯で、◯万円払って葬儀の契約してきたのさ。そして、息子たちに継がせられないから、檀家やめたのさ。お寺さんと揉めてさ、大変だった!ま、でも、辞めれたさ。それでホッとして考えたら、
「あれ?!檀家辞めたら俺達の葬式はどうすんだ?!お経読む人がいない!」
ってなってさ。近所の人に言ったら、
「それなら、うちの◯◯会にはいりな。葬式とか、全部、◯◯会でやってくれるから何にも心配いらないんだわ」
って教えてくれたのさ。それならいいわって◯◯会に入ってさ。そしたら、仏壇とか、神棚とか、全部、ダメなんだとさ。全部、捨てて、新しいので買ってさ。なんだかんだで100万かかったよ。
ところが、それからが大変でさ!じーさんばーさんはいってる仏壇を勝手に処分して、檀家も辞めたって、親戚一同、みんな怒っちゃってさ!!
絶縁状態さ。だって仕方ないもね〜。

私😳…、言葉が出ませんでした…。
「仕方なくないです。
いま、急いで檀家を辞めずに、もっと穏便に離檀する方法があったのに…
葬儀はお金を先に払わずに、お見積もりだけいただいておけばよかったのに…
菩提寺(檀家になっているお寺) さんがなくてもご葬儀に来てくださるお坊さんはいるのに…
ご先祖様は代々、受け継がれたもので、ご自分達だけのものではないので、大きく宗教を変える時には、ご親戚やお子さん達にもご相談しなければ…」

言いたいことは山ほどありました。でも、このお客様は、すでにやってしまったこと。ただ、後悔させるだけの発言は止めようと言葉を飲み込みました。

結局、そのお客様は◯◯会が運営している墓地にお墓を持つことになり、私どもの霊園とはご契約になりませんでした。そこで気になるのは、亡くなられてからです。
絶縁になるほどご親戚が反対した◯◯会への入会。そこが管理するところにお参りにいってくださるだろうか…もし、息子さんたちも反対だったとしたら…

そのお客様は、
「檀家を続けていて息子に寺の寄付なんか言われたら大変なんですよ」
「病院で亡くなったら、すぐ葬儀屋さんを呼んで搬送するように言われます。葬儀屋さんと契約してないと子供たちが慌てますよ」
などという話を聞いていてのでしょう。それらのお話は、半分は正解て、半分は間違いです。個別にご相談してくださっていればと、悔やまれます。
人に迷惑をかけまいと頑張った終活が、家族や親族をバラバラにしてしまう結果になりました。
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今でも、あのおじいちゃんおばあちゃんのことが気にかかるれす…
終活で、悲しい思いをするおじいちゃんおばあちゃんを減らすため、まだまだ、お話は明日へと続くれす👉🏼