こんばんは

昨日の定休日。
ルクースタッフみんなで、生産者さんをたずねて、うきはへ行ってきました





左に写っているのは社長の樋口さんです

想像以上に山の中。
車一台がやっと通れるくらいの奥地に広がる畑です。
空気が澄んで本当に息がしやすい!
こちらは全て有機農法で栽培されています。
牛ふんと植物を自家配合で混ぜて発酵させた堆肥だそうです。
この時期は剪定の時期で、シーズンオフ。
剪定したあとがわかりますか?
忙しいのは4〜10月。
特に新茶収穫のシーズン4〜6月はてんてこ舞いだそうで、畑で収穫し、工房へ運んで、新鮮なうちに機械で蒸して揉んでの繰り返しで荒茶を製造。
そのあと、煎茶や粉茶、玄米茶、ほうじ茶などの製造。
一日2000kgくらい収穫したら、その日のうちに製造するそうです。
お茶畑の横にある大きな檜の木。
収穫時期は、樋口さんたちのお昼休憩の場所になったり、収穫したお茶が日光の下で発酵しないように、木陰においておいたりと、いい仕事をしてくれるのだそうですよ

ひととおり畑を見せて頂き、今度は工房へ。
なぜかお茶摘の機械に乗っているわたし

写真で見るより大きいし、乗ってる位置高いです

他にも畑で活躍する大きな機械がたくさんありました。
そして、製造室の写真撮りそこねました。
なぜなら、製造の話に夢中になってたからです。
蒸す機械があって、その後ろにさらに蒸して揉んで、という機械が、段階別に4機もありました

緑茶はいかに緑の色を保ちながら熱を入れ、発酵しないように乾燥させるか、というところが重要のようで。
熱を入れすぎると色が赤くなるし、乾燥がゆっくりだとすぐ発酵してしまう。
ご存知の方も多いでしょうが、半分発酵したのが烏龍茶。
完全に発酵させて茶葉を赤くしたのが紅茶。
同じお茶の木から、烏龍茶も紅茶もできますが、緑茶の工程を作った日本人ってすごいなと思いました。むしろ日本人だからできるのかも。
そして、やっとこの繰り返し作業が終わって荒茶というものが出来上がります。
普通のお茶工場はこの状態で出荷されますが、うきはの山茶は、さらにここから部位別に仕分けし、色んなお茶を作っておられます。
ふるいの機械にかけて、茎、葉っぱ、粉に分けます。ここで、白折れ、煎茶、粉茶、玉露などに選別されます。茎の皮など余分なものを除いて、最後の火入れをして、やっとパック詰め。
最後の火入れは、緑茶用とほうじ茶用で別の機械でした。
さらに紅茶や烏龍茶の機械も別にありました。
なんとまぁ、多くの工程が必要なんでしょう。
栽培、収穫から考えると、本当に頭が下がります。
これだけ手間暇かけて丁寧に作られていることが分かると、飲む方も丁寧に美味しく淹れて飲もうって思うね、と、みんなで話しました。
生産者、消費者も減っているお茶産業。
日本が誇れる素晴らしいお茶を、絶やさず守っていかなきゃいけない、と、大学生スタッフふきちゃんが言いました。
このマーク。
見つけられたらぜひ飲んでください。
ルクーでも、ほうじ茶は「うきはの山茶」ご用意しています。オーダーしてみてくださいね

茶畑見学を快諾してくださり、時間を割いて案内くださった樋口さん、本当にありがとうございました

さあ、メインはお茶畑でしたが、他にも。
お野菜たっぷりのカフェランチを頂き。
この一日。私含め、みんながリフレッシュして、色んなアイデアを出し合いました。
焼き菓子マスターになると意気込んでいるすみよさんは、カフェのテイクアウトおやつに釘付け

やりたいことがムクムク出てきた模様。
ふきちゃんも、フェアトレードの食品で教室をするんだと、泉のようにアイデアが溢れていた様子

みんなで会話をする、話をしていくと、心もほぐれる。
自然の中ならなおのこと。
これから色んなことが楽しみです

まわりの人たちに人形だと思われていた

でも気にせずごろーん。これが自然体か

自然の中で心が緩むと、いい考えが浮かぶ。
こういうこと、大切にしたい。
自然に感謝です。
いつもありがとうございます(*^^*)
cafe Lequeux Tomoko