しとしと雨の一日。
昨年亡くなった祖父の、一周忌の法要がありました。


お経のあとに話される、和尚さまのお説法があるのですが、ひそかにいつもそのお話が楽しみな私…。

今日もなるほどと思うお話でした。


般若心経のあとに唱える「普回向」という一文。
 「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを。」


仏様にお水をあげたり仏壇の掃除をしたり。それらは仏様の供養のためにしているようですが、本当は私たちが仏様から心を養ってもらうためにしているのだとか。
回向(えこう)とは、仏様に向かい、自分にも回ってくるという意味があるそう。

だから、「供養」は「供に養う」と書き、仏様と私たちが一緒に心を養うことなのだそう。


これを私より5つも歳下の和尚さまより教えて頂きました 笑
感謝です…。


ちなみにうちの実家は臨済宗(禅宗)ですが、この普回向は宗派に関係なく、唱えられるそうです。