オーチャード
***「話してくださってありがとうございました。手術してくださってありがとうございました。清志郎さんは手術されなかったんです」どうしても私には10年前の5月が重なり客席で涙を止めることができませんでした。11年前の京都会館ソロコンサートが最後になった清志郎さん。その一年後の5月。五郎さんは、場所もステージも違うからこそ声を失うことのない手術が可能だったのだとは思います。神に感謝。それでも‥。ちょうど、ひと月ほど前に突然眠れない夜がありました。五郎がいなくなったらどうしよう?!五郎まで清志郎みたいに私の前から消えたらどうしよう。そう思って震えてきました。それは、共通して生のステージの声量が圧巻で人間業と思えない歌唱だから、突然不安に襲われて。『だから五郎さん、どうにか、絶対、喉と身体を大事にしてください』と五郎さんのブログにコメントしようかと思いました。が、いま現実に喪失感と向き合っておられる秀樹ファンの皆さん、そして何より五郎さんに失礼なことだと思い直して、その晩は震えながら布団にくるまりました。それが。。11月〜12月そんなことだったなんて。手術してくださってありがとうございました。話してくださってありがとうごさまいました。