外国人が書いた日本に関するブログ記事を、日本語のニュースで読むというのは、なんかちょっと変な感じもしますね。

原発事故による放射性物質汚染について書かれているわけですが、
内容的には、特に過激なものでもなく、当たり障りの無いものです。

ただ、1つなるほどと思う言葉が引用してありましたので、紹介します。

(引用はじめ)

「何であれ体内に浸透するものは私たちを不安にさせ、原始的な恐れを呼び覚ます」
と、仏パリ第5大学(Universite Paris Descartes)の神経学者Herve Chneiweiss氏は指摘する。

(引用おわり)

この指摘はほんとごもっともだと思います。
あくまで一般的にですけどね。

日本の放射性物質による汚染の程度は置いておいてです。


放射線の量と健康被害の関連ですが、乱暴に言ってしまって、しきい値がある、という仮説と、しきい値はなくほんのわずかな量でも有害、という2つの立場があります。
どうやらこの2者は、現在のところ「正しい」というのは決め切れていない様子。

だから正直なところ「わかりません」ということだと思うのです。

それに個人差もあります。
だから、人それぞれって言っちゃえば、それで終わりのような気もします。


個人的には、自然放射線量が高い地域においても、普通に生活していたり、
民家の床下から放射性物質から出てきても、その上で長年暮らしていた人は普通だったり、ということで、ある程度のしきい値があるんじゃないかなあ、とは思いますが。



それは置いておいて、何であれ体に浸透するものは恐れを呼び起こす、というわけなので、有害と決まったわけでもないものでも、とりあえず怖い、ということになるわけですよね。

そう考えると、世の中の雰囲気が理解できるように思います。