アメリカは何でもありですね。

カダフィ政権をいいように利用しておいて、政権転覆となればそれを応援するという立ち回り。別にカダフィの肩を持つわけじゃないけど、カダフィにしてみれば裏切られたという感じでしょう。

でもちょっと視点を変えて考えてみると、CIAにしてみれば合法的に(?)尋問できるというわけで利用価値があったかもしれませんが、リビアと中国は石油開発などで協力関係にあったようですから、そこを破壊したという意味では石油利権的にはカダフィがいなくなってくれてちょうどよい、というところでしょう。

アメリカは大きい国だから、それぞれの部門で利害は対立しているかもしれませんね。
だから、やっぱりこういう関係があったんだ、という気もします。

それにしても、こんなニュースが大々的に出てくるって、ちょっと意外です。ネタ元は「国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ」という団体とのことですが、この団体は一体どのような団体なのでしょう? 資金源はどうなっているんでしょうか?

それでもって、そういう団体がリビアの情報機関本部へ出入りできるんですね。あまり警備体制が整っていないのでしょうか? それとも何らかのバックアップがあったのでしょうか? その人権団体も、今回のような文書を期待して、情報機関へ調べに行ったのでしょうか?

いろいろ疑問に思うことばかりです。