今年のノンフィクション大賞を取った作品です。
イギリスに住む日本人の子育て関連のエッセイです。
子育てといっても中学生ですが。
移民等の問題でEU離脱を選んだイギリス。
外国人問題
少子高齢化が避けられない日本も、イギリスと同じ問題を抱える可能性は高いと思います。
イギリスに住む日本人も、やはり差別発言をされる事があるようです。
ただ、この一家はお父さんがアイルランド人だからなのか、普段の生活は差別は激しくなく、息子さんも基本楽しく学校生活を送っています。
この本は、イギリスの学校の特色がたくさん載っていて、驚くことがたくさんでした。
まず、ランキング制。
イギリスの学校には、日本みたいな校区がありません。行かせたい学校に行かせられるのです。
そして、どの学校に行けばいいのか選ぶための、学校のランキングが発表されるのです。統一試験の成績とか、生徒数と教員の比率とかで決まるのだそうです。
でも、人気の学校は定員オーバーしないの?
とお思いでしょう。
その場合は、学校から近い順に選ばれるみたいです。
なので、入学前から人気の学校の近くに住もうとする。
↓
その土地の値段が上がる。
↓
地域ごとの貧富の差が広がる。
といった問題が出ているようです。
日本は住んでいる場所によって、通う学校は決められていますよね。
どっちがいいのだろうか?と考えてしまいました。
他にも学校が定めた理由以外で子供が学校を休むと、罰金を払わないといけないとか、子供のセラピー用の犬を飼っている中学校があっりとか、日本の学校との違いが色々あっていい勉強になりました。
他にも、イギリスは人種差別はあるけど、ボランティア活動等も根付いていて、人々のつながりは日本よりも強いんじゃないかと思いました。
当たり前と思っている日本の生活。
それに、少し別の光を当ててくれる、そんな本でした。
