前回、スマートグリッドについて書くと予告しましたが、その前にマイクログリッドについて書きたいと思います。
マイクログリッドってのは日本語では分散型エネルギーシステムなんていわれるもので、簡単に言えば、「エネルギーの地産池消」です。
ふつーの状態だと、電気は電力会社から届けられますよね?
そして、どの電力会社は火力発電所とか原子力発電所なんかで発電したものを引っ張ってきて届けているわけです。
こーゆーふうに一箇所で発電すると確かに発電所のエネルギー効率はよくなります。
しかし、発電所から送電線で家庭等に電気を持ってくる時点で電力のロスが出ます。
また、発電所が故障したら、電気が止まるというリスクがあります。
この一箇所集中の発電システムの逆がマイクログリッドなのです。
つまり、各家庭等で発電したものをある地域で分けあうわけです。
発電方法としては
・ソーラーパネル
・風力発電
・廃棄物発電
・地熱発電
・小規模水力発電
・小型火力発電
なんかが想定されます。
見て分かるとおり、自然エネルギーを活用する場合が多いようです。
自然エネルギーの欠点はその発電量にブレがあること。
でも、色んな発電方法を組み合わせれば、そのブレも小さくすることができます。
株でポートフォリオ組むのと同じようなもんです。
マイクログリッドは自然エネルギーの欠点をカバーしてるってことですね。
ただ・・・このマイクログリッド、実際にはまだほとんど行われていないんですけどね(^_^;
八戸なんかで実験を行っているようですが、実用化はまだ(>_<)
小さな社会に向かう傾向はエネルギーでもいえるのかもしれません。