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ヒガンバナの中で一番スタンダードな赤色

ヒガンバナと言えば思い浮かぶのはこの真っ赤な花です

 

 

 

 

 

 

 

反り返った6枚の赤い花弁

雄しべも雌しべも美しい緋色

 

 

 

 

 

 

 

赤い花は、一つの茎に6個放射状に咲きます

何本も茎が密集して伸びている株は、多くの花弁、雄しべ、雌しべがいろんな方向を向き重なり合い、複雑な煌めきを放ちます

 

 

 

 

 

 

 

 

表情豊かな赤い塊から想起するのは、情熱、深い感情といったイメージ

 

 

 

 

 

 

 

ヒガンバナには別名があります

曼珠沙華(マンジュシャゲ)、‘’天上の花‘’という意味

おめでたいことが起こる兆しに、赤い花が天から降ってくるという仏教の経典から

 

 

 

 

 

 

 

道の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は    柿ノ本人麻呂

 

万葉集でも歌われているヒガンバナ この句の‘’壱師(いちし‘’)はヒガンバナのこと

‘’いちしろく‘’は‘’著しくはっきり‘’と言う意味

「道端の彼岸花が著しく目立つように、私の恋しいひとのことも世間の人に知れてしまった」という意

真紅に燃えるような花びらを広げるヒガンバナに自分の熱い恋心を重ね、その深い思いは世間の人にもわかるほどだったと

 

 

 

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