先日、アジサイが綺麗だという話を聞き、尾道市の持光寺へ行ってきました
瀬戸内海に面した山の斜面にあるお寺
入口は、石の門でした
お寺の裏山から切り出された36枚の花こう岩でできてるそうです
(尾道は地質学的に花崗岩が多く、良質の石材に恵まれて、昭和初期ぐらいまでは石材業が盛んでした
江戸時代には、尾道港に北前船が、東北地方や北陸地方の産物を運んできた後の、帰り荷として尾道の石材が積み込まれ、日本海沿岸に運ばれてたそう)
門をくぐると向こうに本堂
アジサイが前面に植えられてます
大小様々なアジサイが並んでました
こっちは本堂の向かって左手
まだ植えて日が浅いのか、背の低いこのアジサイは、花も小さく可愛らしかったです
対照的に巨大な塊の花も
これは、標準的なガクアジサイ
本堂右手はずっと奥までアジサイが続いてます
尾道は西の京といわれたほど寺社が多くて、25の個性的な寺を石畳の道を歩いてめぐる、古寺巡りというコースがあり、持光寺もその一つ
尾道出身の女流画家、平田玉薀(ヒラタギョクオン)の絵が入った石碑
江戸時代後期、1787年、尾道の豪商福岡屋(木綿問屋)の次女として誕生
この絵の編笠の男性は、一時恋愛関係にあった頼陽山、女性は、玉薀と母妹なのだそう
玉薀は生涯独身で、母を養い、画業で生きた強い女性です
本堂そばには、玉薀が愛した大きなソテツが
そして、このお寺に玉薀の墓があります
平安時代初期(834~848年)草創された持光寺
小さいながらも、綺麗なアジサイと一緒に古い歴史の遺産もあり、のんびり風情を味わいながら散策しました
アジサイの写真は明日も続きます
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