豪華なドレスや宝石と、綺麗なお菓子に囲まれて暮らしていたというイメージのマリー・アントワネット
彼女のまた違う一面が書かれている本を見つけました
マリー・アントワネットの植物誌 エリザベット・ド・フェドー
この本はルイ16世がマリー・アントワネットに「花を愛する君に、この花束を送る」という言葉とともに贈ったトリアノン宮殿庭園の植物とマリー・アントワネットとの関わりが書かれています
トリアノン宮殿の庭園はフランス庭園、展望台、イギリス庭園、孤独の木立、王妃の村里、愛の神殿といったエリアに分かれている広大な庭で、世界中から取り寄せた大量の植物が植栽されてます
王妃は毎年のように自然を装飾するアイデアを思いつき、この庭の中に人工的な素晴らしい自然の景観を作り上げていったそうです
中でも、王妃の村里は農場、風車小屋、納屋、王妃の家、管理者の藁葺小屋、塔、酪農場、鳩小屋、鶏小屋がつくられ、多くの果樹に囲まれた絵にかいたようなフランス風のミニチュア村落でした
王妃はそこで、素朴なシミーズ姿で、苺やサクランボを収穫し、穀物を挽き、自分の敷布を洗濯し、雌牛の乳を搾ったそうです 糸を紡ぎ、刺繍をし、読書をし・・・・
素朴と洗練が奇妙に融合したこの場所はごく親しい友人と家族にしか公開されませんでした
マリー・アントワネットにとってトリアノン宮殿は、儀式だらけの堅苦しい宮殿生活から解放され、心からくつろげ、自由を感じることができる場所だったようです
花は最期の時までマリー・アントワネットの深い慰めになっていました
監獄の管理人のリシャーツ夫人は危険をかえりみず、カーネーションなど王妃が好む花束を毎日差し入れていたそうです
彼女は今の時代に生まれていれば、処刑されることもなく、ブログでも書いてるお洒落なガーデニング好きの女性として幸せにくらしていたかもしれませんね!
本にはトリアノンに植えてあったいろいろな植物のボタニカルアートが載っていて、その植物の説明、逸話、マリーアントワネットとの関わりについて書かれています
例えば、このアスターは国王が食堂から客間に移動する間の傾斜させた花壇に植えられていて、赤や紫のアスターを背景に白いアスターで Vive le Roy Bien-Aime(王様長生きで、皆に愛されて)と文字が浮かび上がるように植えられていたそうです
マリー・アントワネットが愛した植物を切り口に、彼女の日常に迫る斬新な本でした
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