年末の宿題として「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」を読み終えました。


雑感を記録としてまとめておきます。ツィッターでと思っていましたが、長くなりそうなのでブログに掲載します。


1 総論部分について

   総論を読んでも、何となくよさそうな詩度を予感させる総花的で何をしたいのかがわからない(この種の文書

  はみんなそうですが)。利用者(子どもと子育て家庭)本位を基本とし、すべての子ども・子育て家庭に必要な

  良質のサービスを提供、住民の多様なニーズに答えるサービスの実現等の方針やワーク・ライフ・バランス

  のシステムの実現等々の文言は、結構期待させてくれる。

   その一方で、社会全体(国・地方・事業主・個人)による費用負担、基礎自治体(市町村)の重視という表現

  は要注意と赤信号がともる。

2 基本設計部分について

   基本設計の前提は、①市町村(基礎自治体)が制度を実施し、国・地方自治体が制度実施を重層的に支え

  る、②子ども・子育て支援対策を再編成し、幼保一体化を含め、制度・財源・給付について包括的・一元的な

  制度を構築、③国庫補助負担金、労使拠出等からなる財源を一本化し、市町村に包括的に交付される仕組

  みを導入、④給付の内容はⅰすべての子ども・子育て家庭を対象とした基礎的な給付、ⅱ両立支援・保育・

  幼児教育のための給付となっている。

   早い話が、「子ども・子育ての事業を全部、市町村に押しつける、国はお金を自治体へ交付金としてまとめ

  て渡すからその中で市町村がやってくれ」と言ってるようなものではないか。

   幼保一体化については、以前から言われていたことで、なかなか進んでいない(私の主観)のは、どこかに

  無理があるのではないか。

   子ども手当も市町村が給付することになるということは、体力のある自治体に住んでいると多くもらえる可能

  性がある?同様に、住んでいる市町村によって、提供される=受けられる保育(子育て支援)の質(保育士の

  人数、保育室の広さ、保育時間等々)にも大きな違いが出てくるのではないかという素朴な疑問が出てくる。

                                                                  続く