影響されやすい、私。 | Q05 quest

影響されやすい、私。

不本意ながら2日もかけて、

スラムダンクを久しぶりに通し読みした。


相変わらず、笑いあり、涙ありの、歴史に残る名作。




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「お前は、加藤先生のもとに戻って、指導者をするべきだ。」

と、大学の追いコンの席で、ひとりのOBさんに言われた。

真剣にやれば、3年で日本一のチームをつくれるはずだと。




就職先も決まり、名古屋への引越しを目前にしていた私は、

あまりに真剣な顔で投げられた進言に、

困ったような笑顔を返した。

だけど嬉しかった。

素直に、心から、嬉しかった。



大学時代は、自分が強くなることよりも、

チームを強くすることに一生懸命だったから。



どんな練習がいいか。

どんなペアがいいか。

どんな言葉が適切か。

いつも、そんなことばかり考えていた。




だから、認めてもらった気がした。

「指導者になれ。」と、

その30歳も後半になろうかというOBさんの言葉は、

最高の誉め言葉だった。




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スラムダンクを読み終えて、本気で考えてみた。

本当に私に、日本一のチームが作れるだろうかと。




加藤先生は笑うだろう。

「もうお前は勝負師の顔じゃないな。」と笑った、あの日のように。


全国のライバルだった皆は言うだろう。

「大学で消えた選手のくせに。」




だけど、想像しだすと止まらなかった。

「お前のキャプテンシーは天性だ。」と加藤先生は言った。

「先輩は、今までのどの先生よりも、私を強くしてくれました。」と若菜は言った。





「資質がなくもない」

と、こころひそかに思っている私。





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浅はかにも、眠りにつく前にこんなことを思った。

単純で気まぐれな自分。





ああ、テニスがしたい。

もう汗のかきかたすら忘れてしまった。