不安と、焦燥と、安心と、上昇。 | Q05 quest

不安と、焦燥と、安心と、上昇。

「プロが10だとすると、はじめはゼロやったけど、今は3くらいには来ましたね。」

と、言ったのは、「王子」と呼ばれる私の上司。

オーラが王子だから、王子。

肌と髪がきれいで、いつもいい匂いがする。

王子はよくお菓子をくれるから好き。


3、は言いすぎだと思う。

多分、実質は1にも満たない私のスキル。

それでも、嬉しかった。


本当は、自分でも、

確実に、着実に、色々覚えているという自覚はある。

だけどスタートラインが低すぎて、

お給料をもらいながら学ばせてもらっている身なので、

大きな声では言えない。



おそろしく長い時間を使って仕事をこなしている私。

本当なら3時くらいには終わるだろう仕事が、

定時の6時にも間に合わない。

一日に、だいたい3回くらい山場があって、

(山場と言うのは自分の中でのトラブルのこと。)

本当なら15分でできることに1時間以上かかったりする。

黙々と、時間を使う。



だけど、多分これでいいのだと思う。

仕事が進まなくても、覚えたことは沢山ある。

急がば回れ、ということで、

教わるとおりにただこなすよりも、

ソフトの能力をきちんと理解することのほうが、

きっとこの先大切なのだと思うし。



一生懸命やろう。

ともかく。

へんに力まずに、

求められた仕事をきちんとしよう。



頑張れば、出来る子なんだから、と。

自分に言い聞かせたりして。

本当は今日、少し泣きそうになったけど。